株式会社Brightron代表取締役

小田切元太

Genta Odagiri

成功するまで続ければ失敗しない

小田切元太

略歴

2016年、デジタルハリウッド大学入学。大学在学中、フリーランスで様々な映像作品の制作に携わり、制作会社を設立。
2020年、大学卒業後にAIスタートアップ「株式会社Brightron」を立ち上げ現在に至る。

現在の仕事についた経緯

人生の大半を共に過ごしてきた2匹の愛犬たちが立て続けに亡くなり、そのことがきっかけで生き物のQOLを、より一層意識するようになりました。
実際、2匹とも何が原因で亡くなったのか、明確には伝えてもらえず、また、その2匹とは違うもう一匹の愛犬は、獣医師の診断ミスで人間のこぶし以上の腫瘍を見落とし、一度亡くなりかけたことがありました。
そういった経緯があったからこそ、獣医療に対して疑問に感じ、誤診による生き物たちの不幸をこれから開発するソリューションでゼロにし、生き物全体がより健康的で幸せな生活が送れる社会の実現を決意し、この事業を立ち上げました。

仕事へのこだわり

その時々で携わっている領域において、知らないことが無いよう調べあげて何事にも柔軟に対応できるように心がけています。全くの新しい領域であれば、なおさら調べつくして知らないことで円滑に進まない、十分な成果が得られないといった事態を少しでも無くしていきたいと、昔からそういったこだわりを持って仕事に臨んできました。そのためフリーランス時代や制作会社時代、自身が携わっている箇所において無茶な要求をされた時も、どう工夫していけば実現できるか、またその通りにいかないにしても、それに近い成果を出すためにはどうすればいいか、持っているノウハウをフル回転させて要求に応えるために隅々まで学んでいました。
そして今は生き物の生態やそれを取り巻く環境に対しての探求心にそれが活かされています。犬や猫がかかる疾患や獣医療の体制を様々な文献から調べ、また関係者から伺うことで、そこからこの領域でどういった課題があるのか知ることとなりました。
加えて、調べつくして知見を深めていくことで、そのノウハウや発想は、別の領域でも力になります。今起こそうとしている獣医療でのイノベーションはクリエイター時代で積み重ねてきた学びによって導き出されたもので、当時の経験がなければ、この考え、解決策を立てることは難しかったのだと思います。
しっかりとこれから携わっていく領域について詳しく調べ、自分の糧としてインプットすることで、様々な気付き、アイデアに昇華させるように努めることというのが、仕事を行う上での私のこだわりです。

若者へのメッセージ

自分が置かれている環境を把握することというのがこれからを生きるために必要になることだと思います。
これから進みたいと考えることに協力的な環境だと分かれば、それを最大限利用してほしいですし、一方で思い描いていることに否定的な環境であれば、それが地域や国の体制であっても構わずそのしがらみから抜け出して、ここだと思える居場所を見つけてほしいです。
ですが、その環境がずっと適しているかといえばそうではないわけで、状況は日々変わり続けています。私が今適していると感じている環境もいずれ変わっていくことと思います。なので、常に把握し続けて、しっかりとマイルストーンを立て行動していただければ、挑戦を恐れない環境に恵まれます。