株式会社便利箱 代表取締役社長

小田和彦

Kazuhiko Oda

利他、感謝、誠実、研鑽、不屈

小田和彦

略歴

専門学校を卒業後、DTPオペレーターを3年間経験し、映画業界へ転職。WEBディレクター、WEBデザイナー、企画営業、イベントディレクター、個人情報管理責任者など、多くの業務を経験。
短期の台湾留学を経て、ホテル業界、IT業界を経験し、出戻り再入社し台湾へ赴任。5年間の駐在経験で、海外ビジネス、オフィスマネジメントを経験し、帰任命令を機に妻の地元・広島へ移住。
モノづくり企業の生産管理部門の部長職にて最大8名のマネジメントや、経費削減と新規資材調達先の開拓(国内外)を行い、2年目から営業を兼務。台湾プロ野球チーム向けに企画商品を提案し、同社で初めての海外実績を実現。退職後に、台湾企業の日本市場開拓を担当するが、予算が不足したことで4か月という短期間で事業が終了。同社台湾企業の日本支社設立準備を進めていたこと、日本国内に取引をしてくださるクライアント様がいらしたこともあり、2021年7月に自身が代表取締役となる、株式会社便利箱を設立し現在に至る。
台湾製マイクロファイバータオルや植物由来の天然ミネラル除菌水「テラ・プロテクト」の販売を中心に、キャラクターライセンスビジネスのサポートなども行う。

現在の仕事についた経緯

台湾の友人の夢を実現するために日本市場開拓を担当しましたが、一旦、とん挫しました。どうしたものかと考える中で、「道半ば」という想いと「チャレンジを続けたい。無責任に終わらせたくない。」という想いから起業に至りました。
「この仕事はビジネスになる」という確信や「この社会課題を解決したい」という強い想いがあったわけではありません。経験においても、マネジメント経験が決して十分とは言えないことも理解しております。
“誰かのために”走り出したら止められない性格のため、時には歩きながら走り続けたいと思っています。

仕事へのこだわり

生きていくうえで誰かに迷惑をかけてしまうことは避けることができません。「できる限り迷惑をかけないようにする」ことしかできないという現実を理解し、“利他・感謝・誠実・研鑽・不屈”という想いが、無意識の中に根底にあり、これまでの社会人経験があったように感じます。
社会人になりたての頃は、このような感覚を持って仕事をしていたかというと、十分に考えて仕事ができていたとは言えません。転職や結婚、子育てなどを経験してきた中で、「振り返ってみると…」という感じです。
「“失敗してもいいからまずはやってみる”ことを意識して、それなりの準備をした後、巻き込まないといけない方々には連絡しておいて、感覚的にやれそうであればすぐにやる」というのが今大事にしていることです。
始めてしまったら、意外とできることも多く、やってみたら楽しいことも多いので、「何でもやってみたらいい」という感じでしょうか。

若者へのメッセージ

誰かを目標にするのも良いと思いますし、成し遂げたい何かを目標にするのも素晴らしいことです。誰かの焼き増しで生きていけば、ある程度、その誰かと同じような方向に進んでいくと思いますが、自分にしかできない生き方をしてみるのも面白いと感じています。
私自身、高学歴でもなく、一つの会社に長く勤めて実績を作り上げたわけでもないので、日本の社会においては一般的ではなく、「はみ出し者・変わり者」に分類されますが、多くのことを経験させていただけたことに感謝しています。マイナスな面が多いですが、マイナスでいるということは、今プラスの場所にいる方々よりも、プラスになる要素が多いとも言えます。
若い方に限らず、老若男女問わず、何をするにも遅いことはないので、思い立ったらすぐに行動を始めてみると見えてくるものがあると思います。都度、方向を変えながら一度の人生を、山あり谷あり、喜怒哀楽を感じて生きていただけたら、と思います。