ライフイット・ラボ株式会社 代表取締役社長

野田 聡

Satoshi Noda

百花繚乱

野田 聡

略歴

同志社大学経済学部卒業。
新卒で某大手旅行会社に入社。各学校へ修学旅行の企画・提案を3年間経験。その後、ケーブルテレビ局へ転職。コールセンターの開設や新サービスの立ち上げ、ケーブルテレビ局向け共同コンテンツ調達会社の設立や自社基幹システムの開発などを経験し、2011年に食品スーパーのえぷろんフーズ株式会社へ入社。
2020年7月、えぷろんフーズ株式会社より新設分割でライフイット・ラボ株式会社を設立、代表取締役社長就任。

現在の仕事についた経緯

ご縁です。

もともと、新卒時は地上波テレビ局への入社を希望して就職活動していましたが、叶わず、入社したのは旅行会社。ここでの配属先は、トヨタ自動車で有名な愛知県豊田市の豊田支店でした。

その後、豊田市に本社を置くケーブルテレビ局へ転職。放送のデジタル化やブロードバンド普及拡大の中で、様々な新しい事にチャレンジしながら楽しく働いていましたが、その会社で妻と出会い、義理の両親が地元で経営しているえぷろんフーズへ入社させていただきました。

2020年7月にライフイット・ラボを設立するに至りましたが、私の妻や義理の両親とのご縁がなければ、今もケーブルテレビ局で働いており、ライフイット・ラボは誕生していなかったはずです。このご縁には大変、感謝しております。

仕事へのこだわり

個人個人が主体性をもって業務に臨み、皆がそれぞれの花を咲かせるような「百花繚乱」な組織を目指す。
この考え方の根底には、阪神・淡路大震災でのボランティア活動で得た経験があります。

当時、私は京都で大学生活を謳歌していました。
京都でも大きな揺れを経験し、勿論、大災害に際して何か役に立てることがあればという思いで、被災地でのボランティア活動を志願しましたが、現地に入ると自分の無力さを痛感させられました。
「何か役に立てることがあれば・・・」程度の安易な思いで現地に入った私は、ボランティア活動では具体的な作業指示が受けられるものと想定していました。
しかし、現地での活動は具体的な作業指示が受けられるものではなく、活動の仕方が分からない私は、完全に戸惑っていました。
そのような中でも、他のボランティアの方々は違いました。
誰からも、何の指示も受けることなく主体的に、そして積極的に自分のできる行動を次々と実行していく他のボランティアの方々の姿を目の当たりにしたのです。
人はそれぞれ個性が違いますし、持っている能力も違うのですが、一つの目標に向かって、全員がそれぞれの花を咲かせて進んでいくパワーの凄さを、このボランティア活動を通じて学ばせてもらいました。

ライフイット・ラボの社是には、個人を尊重して主体性を重視することを掲げました。
これからも、ライフイット・ラボでは、常に各々がオーナーシップをもちながら、主体的に業務に取り組んでいけるような会社にしていきたいと考えています。

若者へのメッセージ

「今日一日で、自分はどれだけ成長することができたか…?」
これを毎日、欠かさず確認する習慣を早くから身につけておくことを勧めます。

これをご覧の若い皆さんは、きっと誰しも仕事を通じて成長したいという思いを持っているでしょう。
その自己成長を無駄なく着実に実現していくために、日々の自分の成長を定量的に確認し、必要に応じて修正していくという自己成長のPDCAをまわす術を若いうちから身につけておくと良いでしょう。
世の中、行動してもすぐには結果に結びつかないことが沢山あります。
そのような時でも、自己成長を続け、自己の市場価値を常に高めていくことで、自然と未来が開けていくのだと私は思います。