株式会社JDM起業家

根本 学

Manabu Nemoto

経験こそが最良の師

根本 学

略歴

1988年生まれ、千葉県出身。実家は葬祭業の会社を経営していたが、社長である父親が交通事故に遭い経営破綻。残った子会社では、連続赤字計上、更に多額の借金を抱えていたが、事業を引き継ぐ。その後、独学でマーケティングや経営論を学び、赤字から一転、売上高800%越えを記録する。現在ではその事業で全国展開を実現させ、その他複数事業を手掛ける4つの会社のオーナーである。

現在の仕事についた経緯

実家は葬祭業の会社を経営していましたが、社長である父親が交通事故に遭い経営破綻しました。その影響で実家も売却し、何もかもを失いました。唯一残った子会社は、連続赤字計上、更に多額の借金を抱えていましたが、当時家族に残っていた「資産」と言えるものは、この会社しかありませんでした。
そこで当時の私には、大学進学や、他企業で就職という選択肢はなく、業績回復させ、借金を返済するという選択肢しかありませんでした。
しかし、今ではこの経験が糧になり、現在の自分を作り上げてくれていると思っています。

仕事へのこだわり

とにかくスピード感を持って、言ってしまえば完成度60%で商品・サービス・仕事をリリースしてみる。もちろん仕事内容や相手先が存在する場合は別です。
しかし、私はそのくらいの感覚で物事を進めています。その理由としては、とにかくやってみないとわからない。これは全て共通していると思います。
大きい事でも、小さい事でも未来は誰にも分りません。そして人間の「時間」は有限です。時間をかけていたら、結果が出るまでに時間を要するし、相手がいたら置いていかれてしまいます。
もし、社内で上司に指摘されたら、改善してアップデートすれば良いんです。
スピード感を持ってPDCAサイクル、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)が早ければ早いほど、確実に良いものが生まれるし、いつまでも考えているばかりでは結果が永遠に出ないので、良いものは生まれません。
取引先様や顧客様に価値を提供するのは当たり前の話です。
そこにプラス「スピード感」があれば、より喜んでもらえる。その相手先から改善点を指摘してもらえれば、もっといいサービスを早く提供できる。
これが本当の寄り添ったサービスだと考えています。

若者へのメッセージ

「やりたい仕事」「やりたくない仕事」というように、仕事を選ばれている方が多くいらっしゃると思いますが、私は仕事を最初から分別することはあまり意味がないと思います。
一つの物事に集中し、継続することで上達したり、次へのステップになり、それがやがて成長を感じられ「楽しい」に変換されます。気付いたら誰も追いつけない領域に達していることもあります。
もちろんやりたい仕事が明確にあって、その仕事に就ければ一番幸せなことですが、全員が全員そうではないと思います。
また、私のように早い段階で困難な状況を経験されている人もいらっしゃると思いますが、諦めなければ大丈夫です。当時私はパソコンが大の苦手でしたが、今ではWEBサイトを作り、一人でコストをかけずに広告を運用することが出来ます。
これが連続赤字&多額の借金ありの会社をV字回復できた原因でもあり、今現在の私の強みでもあります。困難な環境は一生続くものではありません。あなた次第で5年先、10年先の人生が変わると思います。
その時、ふと後ろを振り向いてください。困難な環境は決して悪くなかったと思えるはずです。