中山水熱工業株式会社 代表取締役

中山慎司

Shinji Nakayama

やっぱり自分に聞いてみよう

中山慎司

現在の仕事についた経緯

弊社は私の父が始めた会社で、私は二代目です。
私は、大学を出た後に大学院も出て、就職してやりたい仕事に就きました。8年ちょっとエンジニアを経験し、父がやっていた会社よりは良いポジションに就いたため、実家に帰ることは考えていませんでした。
しかし、会社の中で先が見えたというか、「だいたい経験したいことは経験したかな」と感じて、後継者という形でこの会社に入社いたしました。

仕事へのこだわりと目標

柱となるものは、自分がこれまで勉強してきたことや経験してきたことです。何でもかんでもといったら欲張りですが、様々なところに首を突っ込みながら、自分で色々な判断をして、色々なことを知りながら仕事をしています。その中で、自分が学生時代に勉強し、就職して最初の頃に教えてもらった技術的な拠り所や、自分が判断する柱となるものを持ち、派生するような感じで、何でも考えて判断するということを一生懸命やっているつもりです。

経営者として、自分のやりたいことを人にやらせようと思っても駄目です。一緒に動いてくれる会社の従業員が、いかに一生懸命に自分のやりたいことをやってくれるか、というところが大事だと思っています。そのため、従業員の主体性や意思を尊重するようにしています。

今後は、世界中に弊社を知ってもらい、知ってもらった中で、少しずつでも商品を購入してもらえるような展開をして行きたいと思っています。やはり知ってもらうということが非常に大きな課題です。
現在、そう簡単にはどこにも負けないぐらいの物を持っているつもりではいるのですが、良いものを作ったら売れるかといったらそういうわけでもないので、いかに知ってもらうかが大事ですね。
また、良いお客さんを見つけ、製品販売を世界中に広げていきたいと思っていますが、どのようにして知ってもらうかというところも現在の課題です。

若者へのメッセージ

自分の経験からすると、若い時は「自分が何をしたいのか分からない」ということが多いと思います。様々な事を経験する中で、自分の得意なことや好きなことが分かってくるので、自分で考えて判断できるようになってくると良いかと思います。
焦らずに、「だいたい失敗しても仕方ない」と思いながら、何か少しでも興味があるものはやってみましょう。やってみて嫌いだったら辞めたらいいわけです。そういった中で好きなことが分かり、柱が出来ると、その好きなことを拠り所にして、いろんなことを考えられるようになりますよ。