株式会社ステイトゥルー 代表取締役

中西洋平

Yohei Nakanishi

幸せは行動の副産物

中西洋平

略歴

大学卒業後、新卒で東京都の不動産売買仲介会社に入社。8年ほど勤務し、地元静岡県にて、地元企業の不動産部の立ち上げの際に、マネージャーとして声をかけて頂き、チームのマネジメントを行う。並行してファイナンシャルプランナー技能士の資格講師をボランティアとして行う中で、地域貢献の思いが芽生える。
2019年独立。現在は、空き家を活用し、行政と連携したコワーキンスペースや、チャレンジショップ「すそのとwA」、「小商研究室」の施設運営をチームで行う。ペコリーノ出演など。

現在の仕事についた経緯

22歳の新卒の当時は、選べる中で一番辛そうな仕事の不動産売買の営業職を選びました。後でラクしたかったからです。今考えれば短絡的で、お勧めは出来ませんね。もっと適正を計る方法は沢山ありますので。

初めて正社員として働いた不動産の仕事を、気付けば13年変わらず行っています。形はだいぶ進化してはいますが、そういった意味では、やり続けることが得意だったのかなと思います。

仕事をする中で、もっとこうなれば良いなぁ、とかこうなったらもっと仕事が楽しいのになぁ、と思う様になり、独立を考えていました。不動産業で独立するには、少しお金が必要だったので、先に別事業の会社を立ち上げた後、立ち上げた事業で少しずつご飯が食べれるようにしていき、最終的には立ち上げた会社にて、一番得意な不動産業の免許を取得しました。

現在は、得意な不動産に関する知識を用いて、生まれた地元に貢献をしたい思いが芽生え、空き家を活用した創業支援、移住定住の促進などを行政と一緒に行っています。日本は、不動産が古くなるとどんどん価値が下がるので、それは時代の流れにそぐわないと思い、空き家をテーマとした事業に力を入れております。

仕事へのこだわり

細かいことがたくさんあって何を書いて良いか分かりませんが、一番は、自分のエンジンを鍛える事ですかね。

自分の知っている事や、能力には限界があるので、本で調べたり、誰かできる人に聞いたり、今のスタイルを疑ってみる等をたくさんしますね。作業量も大事ですけど、どんどん進化していく方が良いと思っています。

例えば日本一周を走り切るレースがあるとします。
最初は、みんなに自転車が与えられたとして、一人は、自転車でずっと走る、もう一人は途中で「えっ、自転車じゃなくて良くない?」と考え、周りの人に車を貸してもらう。そうすれば、絶対その方が遠くまで早く行けるじゃないですか。

ですから、昔は仕事をサボって本をよく読んでいましたね。サボっていたというか、頑張っていたのですが。興味があることはすぐ足を運んで人に聞いたり良くしますね。今も教えてもらいたい大工さんに、「給料は無くていいから教えて!」って言っています。

あとは、運動とか、マインドフルネスとか、睡眠とか、集中力・やり抜く力を育てる方法って、化学的な裏付けがある方法がたくさんあるので、そういう習慣を見直すこともエンジンを鍛えることにつながると思います。そのため、かなり重要度が高いです。当たり前かもしれませんが、ここをしっかりやると、パフォーマンスや、気付き、アイデアが、小さなことでも大分変わってくると思っています。

人間なんて基本いい加減で、根性とかではどうにもならない生き物だと思うので、仕組みを考え直したり、工夫を沢山する事を心掛けています。

若者へのメッセージ

昨今は、お金をたくさん稼ぐことがゴールでも無くなってきている様に感じます。競争も消耗しますし、資本主義経済では環境問題解決が不可能と謳われたり。
また、SNSなどで世界の情報がすぐに分かってしまうので、1番を目指したら、日本で1番とか、世界で1番になるのは、なかなか難しい、消耗してしまってそれを目指すのが本当の幸せの追求とは私は思えません。

私は、そもそもこのテクノロジーが発達しすぎた環境が人間のシステムに合ってないと思うので、結論、そんなに頑張らなくて良いのかなと思います。
こんな事言ったら拍子抜けしてしまうかもしれませんが、弊社の社名は、素直にという意味なので本当に思っていることを。

自己実現と言いますか、自身の自己実現の形を常に模索する、時間や心の余裕を持って欲しい、という意味合いが一番強いですね。

時々立ち止まって自問してみる心の余裕を。

また、人と人との繋がりだったり、家族との繋がり、友達との繋がり、商売をみんなで盛り上げるとか、健康や、運動、睡眠、その様な原始的なテーマを大事にした方が、健康的に長く幸せに働けると思います。