株式会社メディクオーレ 代表取締役

中村嘉宏

Yoshihiro Nakamura

思考は現実化する

中村嘉宏

略歴

1991年国家資格取得後、劇団四季へ入団。出演しながら俳優ケアをおこなう。
1995年整形外科リハビリ科、治療院経験。
2001年オーストラリアに渡り「治療院中村」開業。「Australatian College of Natural Therapists」でNSW州公認タッチセラピスト、医療マッサージセラピストのディプロマを取得。
2003年「シドニー指圧クリニック」創業。
2007年帰国後、整骨院とリラクゼーションサロンのプロデュース業。
2011年7月「メディケア新宿」開業。

現在の仕事についた経緯

劇団四季で俳優業をしていた時代に、出演者へマッサージをおこなうようになり、演技よりマッサージの腕の方が好評となってきたこともあり、俳優業を封印、本格的にマッサージ鍼灸の道に進みました。
東洋医学は病気や怪我になる前に防ぐという面でも優れており、病気にならないケアを追及していく内、美容との関連影響に気づきました。美容方面にも目を向け、健康にもなり綺麗にもなれる場所をつくっていきたいと思っております。

仕事へのこだわり

人を感動させることのできる俳優業に憧れ、大きな舞台に出たいと考えておりました。
しかし、俳優業に入ったのち、筋肉ケアの才能が開化したことで、施術業が本業になっております。
人に喜んでいただく業ということに関しては、一緒なのかも知れません。
また、今の仕事精神を固定させた経験のひとつが、リハビリの補助をしていた整形外科病院での勤務経験でした。私たちリハビリ担当も患者さんから「先生」と呼ばれます。
患者さんからしたら、身体を預けるのですから「先生」として見てしまうのでしょう。
しかし、勘違いする若いリハビリ担当者もいました。患者さんに、見下した態度をとり横柄に振る舞う姿は、全くの愚行、人として哀れにさえ感じました。
本当に「先生」と呼ばれる方は、心も知識もできている方でなくてはならないのです。
何を言いたいかと言うと、「自身驕るな」と言うことです。

しかし一つ、お恥ずかしいエピソードもあります。
生きているうちに、海外で仕事する目標のためオーストラリアで開業した時の話です。
20年前になりますが、ある日本人にマッサージをした時の一言は「へたくそ」でした。
当時の私は、整形外科リハビリ科と先輩方々からの教えを受けて、かなりの腕があると思っておりました。驕っていたのです。
当時、技術と言動に愚行がでていたことを教えてくれた人は、ビジネスと人道の師として、今も教えをもらっております。(今は「お前のマッサージはうまい」と言ってもらえるようになりました。)

俳優業と海外仕事、これまでの経験を通して、長く思い描いたことは実行できるものと実感しました。今は、「自身驕るな」を忘れず「心身共に健康な人を増やし、良い世のサイクルにしていく」というのが私の目標です。

若者へのメッセージ

私の場合、俳優業と海外での仕事を経験してきました。
思い返せば、子供の頃から思っていたことで、いつの間にか実行できていたのだと思っておりました。
しかし、長く思い続けていると、潜在意識に刷り込まれ、目に入るもの言動が、そのように映り行動し向かっていく、必然的なものと今は確信しております。
こうしたいという目標は、強く思い続けることが必要です。
今は「心身共に健康な人を増やし、良い世のサイクルにしていく」ということを強く思っています。
他、私自身の経験もありますが、「実力もない人間が、思い上がった言動をとる」のは、非常にみっともないです。私も、初心忘れぬように毎日、職場の掃除は必ずするようにしています。
「初心忘るべからず」です。