冒険社プラコレ代表取締役 CEO

武藤功樹

Koki Muto

仲間を大切にする

武藤功樹

略歴

大学卒業後、20代は大手IT上場企業子会社代表や役員を歴任。
31歳時、「世界に通用するサービスを創造し続けられる会社をつくる」と、2015年11月"冒険社プラコレ"を創業。ブライダル業界初、チャットプラットホーム「PLACOLE」やウェディングドレス通販サイト「DRESSY ONLINE」を創設。
また、創業当初からリモートワークを導入、運用5年間のノウハウをシステム化した「Remorks」を2021年4月リリース予定。
「時間と場所の自由化」をテーマに、全国どこにいてもつながり高め合えるチームを増やし、日本から世界へ向けたサービスを生み出せる企業をたくさん増やすことを目指しています。

現在の仕事についた経緯

「もっと自由な会社があってもいいんじゃないか?」

20代、名古屋のIT企業にて、月商1億円を超えるサービスをつくり上場企業の子会社の社長に就任しました。
たくさんの仲間に囲まれてとても充実した幸せな時間でしたが、突然のクーデターがおこり一瞬にして、自分の作ったサービスも、立場も、失いました。また、仕事を失い離婚になり、見事に家族も仲間も失いました。
今では良い経験ができたと感謝しておりますが、当時は絶望という名の下、僕の選択肢は「死ぬか、起業するか」でした。

どうせ死ぬなら起業しよう。自分が理想とする会社をつくってみよう。そう覚悟を決めて、上京。2年間の準備期間を経て、31才の時に冒険社プラコレを創業しました。

「自分の理想とする会社とは?」

"日本の会社"に疑問をもっていました。
新卒の頃は、ルールに従い、マナーを守り、上司に気に入られる社員が模範的な評価される人材であり、社会人のマナーという名目の元、個性の消失"こうでないとダメ"を強制される時代で、とても窮屈に感じていました。
当然、最低限のルールやマナーはありますが、行き過ぎた管理は、発想力や生産性を低下させる要因だと思っていました。

会社とは、みんなであつまり仕事をする"看板"であり、その目的は「みんなで協力してイノベーションを起こす」事だと考えています。
だから、もっと自由な発想で、個性を尊重し会える会社をつくり、たくさんの"ありがとう"をもらえるサービスを生み出し続けられる会社をつくりたいと考えました。

そのために、特に以下のような課題を解決するような会社をつくろう

・同じ時間に同じ場所にあつまらなくてもよい会社
・個性が歓迎され、挑戦が称賛される会社

それを表現するために、「冒険社」という看板を掲げました。

仕事へのこだわり

「自由な環境が、仕事を楽しむものに」

「冒険社」という看板を掲げることによって、仕事に対する向き合い方が変わります。
仕事=辛いもの、と考えがちですが、仕事=冒険として捉えると楽しくなります。
今年PLACOLEWEDDINGとコラボドレスを発表したONE PIECE。その漫画にでてくる「麦わらの海賊団」の、個性あふれる仲間たちが、壮大な夢を掲げ辛く厳しい道のりを、仲間と協力し、困難を乗り越えることで、楽しい体験に変えているように。
また、冒険社という看板に魅了され、応募してくれる方々は、根底として、一人では生きていけない、仲間を大切にする、という考え方があるように思えます。

楽しむためには多くの権限や裁量を社員に提供するかが重要だと思っていますが、自由にするあまりに、上司もいない環境は、無法地帯の時もあり、成果を残さず不満だけを言う社員も増えてしまいました。

そこで、以下のような評価制度と給与制度を整え、
・「みんなから給」というぜんいん社長権限評価制度
・「ルーレット給」という仲間に運命を委ねる給与制度
採用の質を改良しながら、創業5年でやっと形になってきました。

そして、より一層、仲間一人一人のパフォーマンスを向上させるべく、いま特に力を入れているのが、「時間と場所の自由化」です。

創業当時から全国で在宅社員を採用し、リモートワークを推進しております。
自由な時間に出社し、自由な場所で働くことが、もっとも個性を尊重しモチベーションを高めさせると考えています。反面、在宅メンバーと本社メンバーの意識の格差が浮き彫りとなりました。

どんな環境にいても同じような意識をもてるようにするために、「本社をweb空間にしよう!」そんな思いで、webにオフィス空間をつくり、そこに毎日出社して、コミュニケーションがとれるようなシステムを開発しました。

毎朝、そのシステムで、出勤して、おはよう!と声やビデオでつながり雑談ができ、誰がどこにいるかわかったり、日報などにコメントやスタンプを送り、社員同士が交流出来たりします。

4月には各社にも利用してもらるように「Remorks」という名前で各社にサービスを提供する予定です。

サービスのキャッチコピーは
「世界中から、出勤しよう!」
です。

ぜひ、リリースされたら利用してみてください。

若者へのメッセージ

僕は37才なので、まだまだ若者のカテゴリーかもしれませんが、20代から30代前半の方にメッセージを送りたいと思います。

まず、20代、30代は、大人たちにたくさん否定されます!でも気にしながらも深刻にならないでください。
そして、どんなに否定されても、苦しくても、大きな絶望が起きても、感謝の気持ちさえ忘れなければ、いつでもそれは良い経験に変わるという事を忘れないでくださいね。

僕みたいな不器用な人間でもチャンスをくださる方々はたくさんいました。
これからも、どんな困難に直面しても、ありがとうを大切に、関わる人の笑顔を大切にする人生を歩みたいと思います。