株式会社RNS 代表取締役

向山雄治

Yuji Mukaiyama

人生とは選択の連続である

向山雄治

略歴

福岡県出身、大分県育ち。九州大学電気情報工学科を卒業した後、九州大学大学院システム情報工学科を修了。
学生時代はボランティア運営に携わり、地域活性化に取り組む。某大手電機メーカーに入社し、通信装置の開発業務にてトップシェア獲得に貢献。
その後、イベントの企画や運営を通じて、2014年に独立、1社目を設立。
2018年に2社目である株式会社RNSを設立し、現在は、セレクトショップやレンタルスペースの運営、コンサルティング業務等、多方面で活躍中。

現在の仕事についた経緯

ありがたいことに高校生の頃から人に恵まれ、そのご縁を大事にしていく中で、「人の役に立つこと」が大切だと気付きました。

社会に出てから開発業務に携わっていましたが、お客様との接点が少ないこともあり、「本当にお客様の役に立っているのか?」、「もっと貢献できることはないか?」と考えるようになりました。

その後、仕事を通じて人とのつながりを育みたいと思い、イベント事業を立ち上げることにしたのですが、多くの方が様々な特技や個性を持っているにも関わらず、それを表現する術や場が無いということを知りました。

人とのご縁を育み、それを形にすることで、それぞれが活躍できる場や空間を提供することができると考え、現在の事業に取り組んでいます。

仕事へのこだわり

立ち上げ当初から「一度決めたことは必ず達成する」という信念をもって仕事をしてきました。
コストパフォーマンスは大事ですが、最初はどんなに時間と労力をかけてでも、必ず達成し、勝ち癖をつけることが大切だと考えていたからです。

そのため、独立までの2年間は、会社員をやりながら毎日3時間半睡眠で起業の準備をしていました。
「一日でも早く独立するためには、どうしたら良いのか」を当時の自分なりの頭で考えた結果、睡眠時間を削るという選択をすることにしました。
会社員の仕事も全力、起業の準備も全力でしたね。
そして、数字を積み重ねていく中で自分の願望に正直になり、起業に専念し始めてから、さらに成果が加速したように思います。

仕事というものは、「頑張ること」や「チャレンジすること」で意味を成すものではなく、「成果をつくること」により価値を生み出すものだと思います。
試行錯誤しながら目標を達成する感覚を身に付けた後に、経験を活かしながら効率を上げていきました。

様々な障害を乗り越え、今の結果があるのは、人生の先輩方や多くの仲間に恵まれ、物事に対する解釈の仕方を学びながら、一緒に創って来れたからだと思います。

その中でも、特にお世話になった経営者の方の言葉です。
「人から受けたご恩は、鉄の金庫に入れて絶対に忘れてはいけない」
「自分が与える側になった時には、人にやってあげたことは、すぐに忘れなさい」
これは人間関係を構築するうえで、とても大切なことだと思います。

「人とのご縁を大事にして育む」

大切な人達が、大切にしていることを、大切にしながら、一緒にチャレンジングな日々を過ごせることに感謝しています。

若者へのメッセージ

人生において取り組むべき課題とは、自分の描いた理想と現実を一致させていくことだと思います。

理想を実現しようと奮闘する際、時には、自分の未熟さや不足している点にフォーカスしたり、自分の外側にベクトルを向けたりすることもあるかもしれません。
大切なことは、不足していることではなく願望にフォーカスすることだと思いますし、結果の原因を自分に置き、自分自身が変化することだと思います。

「一度きりの人生、願望に正直に生きていますか?」
「想いと行為を一致させていますか?」

チャレンジしてみて、初めて分かることもあると思います。
もし、自分の可能性に気付いたならば、「これだけやれば成功することは自明である」と言い切れるくらい、努力をしてみてください。

僕自身、これまでの人生を振り返ってみると、いろいろなことがありましたが、我ながら非常に興味深い人生だと思います。
人生は選択の結果であり、そのすべてに意味があると思いますし、それらが人生の価値でもあると思います。

実現するたびにさらなる理想を描き、その可能性に期待して一歩を踏み出す。
逆境を楽しみチャンスに変え、目標を達成し大切な仲間と祝福し合える。

そんな人生って、最高ですよね。