株式会社 Snow Fox Japan代表取締役

茂住昌子

Masako Mozumi

Work smart. Get things done.No nonsense. Move fast.- By Susan Wojcicki

茂住昌子

略歴

富山県国立工業高等専門学校物質工学科卒業。
新卒で某自然派コスメブランドの品質管理課に入社、3年弱勤務。
その後精肉工場の細菌検査品質管理、プログラマーを経て、カナダに渡加し、自分探しの旅へ。カルマやダルマ、人生を見つめ直しながら、映画制作を学び現地のポストプロダクション会社で7年サウンドエンジニアとして活躍。同時にカウンセリングを学びABH(アメリカンボードヒプノセラピー)、カラー、クリスタル、レイキ、ヨガを学びヒーリングのリラクゼーションサロンを数年経営。NYで結婚し、大学で児童心理学と英語を専攻するも卒業直前で現地で第一子を出産。その後帰国し、産後半年で企業。日本女性の社会進出、産後の女性の活躍の場を作るべく、講演や本の執筆活動を行なっている。

現在の仕事についた経緯

海外で14年程生活し、外からアジア・日本を見た時、日本の教育制度と女性の社会進出の遅れ、ジェンダーフリーへの理解の低さが際立つことが非常に気になっていました。同時に、日本には唯一無二の技術や原料がありながらも、それを世界に紹介できていない事や海外進出への企業の失敗も多く目にしてきました。私は、自分が「どのように社会貢献し、1人の人間として生きて行く価値を見出して行くか」という自分探しをするために海外にでましたが、結婚・出産・帰国により、母親になることの責任の重大さと、自分がやれること、やりたいことが一気に明確になり、産後半年で、今の会社の起業を決断しました。

仕事へのこだわり

とにかく小さい時から自分流にこだわって生きてきました。人に常に合わせる生き方をしていては自分を見失います。変わり者、頑固者、普通じゃない、そんなジャッジに迷わされてはいけません。就職して誰かの作ったルールの中で生きる事は学びとしては必要ですが、学ぶものがなければ常に新しい場所を探し、自分が輝ける場所を見つける努力が必要です。ただ、それはしっかりとした目的を持っていなければただの自分勝手です。このような生き方は20代から30代前半までに経験しておかなければ「自分を守る為の生き方」が癖になります。

新しいことに挑戦するときに大切なのは、1)ゴールを明確にすること、2)そのゴールには必ず到達する、という確固たる意志を持つことです。また、3)自分勝手になってはいけません。常に調和と愛を理解し、感謝を忘れてはいけません。自分を心から愛し信頼してくれている人たちは、今は何もなくても、どこかで再会し、自分を助けてくれる存在になるかもしれません。ですから、私は人との出会いや縁を誰よりも大切にしています。

最後に、私は人とは違う生き方をしようと思ってこのような生き方や考え方をしているのではなく、常に自分を探してきた結果論として、自分は自分流にこだわってきたと言えます。あえて人と違うことを探す生き方をしてきたのではなく、自分らしさを見つけたかったと言えます。人を愛し自分を大切にしてくれる人を見極める目を養い、目標を明確にする。常に挑戦を忘れず、絶対に諦めない。これが私の人生と仕事へのこだわりです。

-企業理念-
5つの哲学(エシカル、ヴィーガン、クリーン、クルエルティフリー、プロフェッショナル)に基づき、Made In Japanの美容関連製品を世界の「美しくエシカルに生きる(生きたい)」人々に届け、アジアを代表する「女性の社会進出」と「夫婦で子育てと仕事をする生き方」をサポートするリーディングカンパニーとなる。

1)女性の子育てと社会進出サポート、男性の家庭での育児サポートを重要視したチームワーク
2)5つの哲学(エシカル、ヴィーガン、クリーン、クルエルティフリー、プロフェッショナル)
3)富山県を世界につなげる世界のニーズを生み出すことへの飽くなき挑戦
4)世界で戦える人材の発掘と育成
5)世界で戦える企業になること

若者へのメッセージ

まだ小さい子供達は親から与えられた空間で人生を一生懸命に生きています。その環境が不幸な子も沢山います。しかし、中学校、高校にはいると、親の環境から出て友人や社会との関わりが増えてきます。幼少期に家庭環境に恵まれなかった子も、恵まれた子も、徐々に社会との関わりが増えて行くことで平等にチャンスが与えられ始めます。ぜひ部活動やサークル、社会貢献活動に参加し、就職する前に、自分の居心地のいい環境を作る力を養って欲しいと思います。たとえ小学生、中学生でも今はSNSで社会貢献の小さな活動グループを作る事ができます。自らのプロジェクトを運営し、自分のコミュニティーを作ってみる事は、何かをやり遂げる人生を歩む事へ役立ちます。

大学も海外の大学をお勧めします。海外は入学後も専攻を自由に変える事ができますし、一つの科目に特化して成績がよければそこをしっかりと評価してもらえます。全部の教科が優秀である必要などないのです。中途してもいつでも戻れる大学がほとんどです。チャンスは平等にあり、努力こそが全てで、大学に入ってからが勝負です。どうせ学ぶならば、意味のある事を学び、必ずそれを社会に生かせるような大人になってもらいたいと思います。

すでに社会に出ている若者には、もっと海外を経験してもらえたらと思います。30代前半までは何も恐れる事なく挑戦し続け、常に自分が輝ける場所を探して生きて欲しいと願います。それは自分勝手に生きるのではなく、愛情と思いやり、感謝を持って行われるべきであることは忘れないでください。