株式会社モリカワ 代表取締役社長

森川 毅

Tsuyoshi Morikawa

温故知新

森川 毅

現在の仕事についた経緯

弊社は私の祖父が創業し、私で3代目になります。設立が1961年約60年の歴史の中で仕事をさしていただいておりまして私が社長になって5年です。
小さな頃から身近なところに職場があり、社長の息子として生まれましたが、元々会社を継ぐ予定は全ありませんでした。学校を卒業後は就職活動もして、興味があった教育関連の業界に入り、そこからさらに転職をしました。自分の中でステップアップしたいところもあり、金融関係で勤めました。
結婚し、子どもも授かり、生活の基盤ができた頃に身内から会社に戻らないか突然声がかかりました。そういった創業の一族に生まれることは誰しもが持っているものではない。非常にありがたい環境なのだろうと感じました。しかし、今までのことは1回リセットして、新入社員の営業としてかなり現場で揉まれながらここまできました。

仕事へのこだわりと目標

たくさんある中でも、謙虚でいるということが一番大事ですね。決して何かが秀でて社長になったわけじゃなくて、責任を取るために社長でいるという、そこが非常に強いと思っていますので、日々学ぶという姿勢は非常に大事だと思っています。

私の経営としてのビジョンというところでいくと、受け取ったバトンを良い形で確実に次の世代に渡すということが今後の目標です。私自身が創業したわけではないので、あくまで受け取ったバトン。第三走者として受け取ったという認識です。駅伝と同じで、会社というのは長く続けていくということに一つ意味があると考えていますので、受け取ったバトンを絶対に落とさず、次の世代にバトンタッチする。これが第三走者の役割であると考えています。第二走者から受け取ったバトンを第四走者に渡すために何が必要かと言うと、中長期で成長していくことが大事です。そのためには変化を恐れずチャレンジすることです。
環境事業部については現在、売り上げの半分以上が海外になっています。もう一つあるバルブ事業も今後、やはり海外展開というところを見据えて、今いろいろ準備を進めているというところです。

若者へのメッセージ

今の若い方々は、私が育った時よりも厳しい世界に生きてきているわけですし、すごく物を考えていますし、おそらく考えざるを得ない社会環境なのだと考えると、私はすごいと思います。その中でもし伝えることがあれば、思ってるより人生は楽しいということです。私が若い頃、こんな面白い人生を想像していませんでした。もちろんつらいこともたくさんあります。それも含めて、思っているより人生は面白いということをお伝えしたいです。