株式会社セブンスターバレット代表取締役

森 勇人

Hayato Mori

人生、なるようになる

森 勇人

略歴

コンピュータ総合学園HALマルチメディア学科マルチメディアクリエイター専攻卒業。システムエンジニア、プロジェクトマネージャーなどの経験を経て、2018年に独立。

現在の仕事についた経緯

中学生の頃には、パソコンを使った仕事に就くことは決めていました。
文字を書くことが苦手だったから…という不純な動機からですが(笑)

高校の友人が皆プログラミングに精通していたこともあって、最初は話題を合わせるために本を買い、ホームページの作成から始めました。

もともと祖父の影響でCGを学びたい(動く画を作ってみたい)と考えていたこともあり、幼馴染と共に専門学校へ進学し、デザインの基礎とプログラムを学びました。

知識を深めるにつれ、自分にはCGよりもプログラムの方が向いていると考え、システムエンジニアとして就職の道を選びました。

仕事へのこだわり

何をすべきか自分の頭で考え、選択し、行動に移すことです。
一見当たり前の事のようにも思えますが、多くの人が忘れがちです。

命令を待ち、ただそれをこなす事はとても楽です。
同じ対価を得るならば、楽に生きる事を良しとする考え方もあるでしょう。
しかし、何も考えずに言われたことをこなすだけならばコンピューターで十分なのです。

「人間には人間にしかできないことがある」これは、プログラミングを通して分かったことの一つです。それまで私は、全く逆の考え方でした。

AIの登場によってコンピューターも知能を得ました。
命令を待つことに慣れてしまえば、いずれ人間がコンピューターの下僕になり下がる日は遠くないかもしれません。

人間にしかできないことの一つに、”コンピューターを利用する”ことが挙げられます。
人間が人間の暮らしを豊かにするために、道具としてコンピューターを利用する。
そのために、誰が何を望んでいるのか自分の頭でよく考え、考え得る最善の選択をし、実現することが必要です。

大事なことは机の前に何時間座っているか、誰の命令で動いたかではありません。
誰の為に、どのように考え、どのような行動をとったのか、ということです。

私の仕事における最大の報酬は、お客様から頂く「ありがとう」の言葉です。
プログラミングやシステムエンジニアリングは、報酬を得る一つの手段に過ぎません。
この先、ビジネスや暮らしの形が大きく変わっていったとしても、少しでも多くの方に、自分の考え得る最良の成果をお届けできれば嬉しく思います。

若者へのメッセージ

世間には「人と同じことができない奴はダメ」だとか、「失敗したら終わり」と言う人もいますが、私はそうは思いません。
むしろ、失敗無くして豊かな人生観を養うことは不可能と思っているくらいです。

失敗を経験しなければ、沢山の人に迷惑をかけてしまうということを自覚できないでしょう。
失敗を経験しなければ、なぜ失敗したのかを考えないですむでしょう。
失敗を経験しなければ、失敗しない為に何をすべきかを考える事ができないでしょう。

仕事をするということは、あらゆる事象と向き合うということです。
沢山の人に迷惑をかけてしまう痛みを知り、失敗の原因を学び、失敗しない為の方法を学んだ人は、向き合うべき事象と向き合える”強さ”を手にすると私は信じています。

沢山失敗を経験して、沢山学んでください。
最初から強い人が生き残るのではなく、みんな強くなっていくのです。

強くなっていくことが分かれば、勉強も仕事も楽しむことができると思います。
失敗することに怯えて自分を縛り付けず、自分の人生を自由に生きてください。