ハウスクローバー株式会社 代表取締役

宮田明典

Akinori Miyata

運命と未来は変えられる

宮田明典

略歴

大学卒業後、広告会社に入社。その後不動産会社に転職。リーマンショックを経て大手損保会社に入社。
2011年独立。同年スタイルイノベーション株式会社を設立。
2020年ハウスクローバ株式会社を設立。
年間2~300組の住宅購入希望者の相談にも乗る現役の不動産エージェント。

現在の仕事についた経緯

もともと会社を立ち上げるにあたって、何か世の中にとって新しい付加価値を生み出せる業界がいいと考えていました。結果として、かつて在籍していた不動産業界にその可能性を感じスタイルイノベーションを設立しました。
対象としたのは不動産業界の中でも最も大きなマーケットを誇る住宅市場です。
主に住宅購入希望者に対して仲介サービスを提供しました。
WebやSNSを活用したマーケティングが功を奏し、商圏エリア以外の全国から問い合わせや相談をいただく機会が増え、多くの消費者の相談に乗っているうちに様々な業界が抱える課題が明確になりました。
消費者の悩みや不安を解決できるのは、結局のところ人でしかないですし、そもそも住宅購入に限らず不動産の売買は担当者の良し悪しで結果が大きく変わります。
そこで消費者と優良な業者の担当者がマッチングできる仕組みとして、ハウスクローバーを立ち上げ、現在は分社化をしています。

仕事へのこだわり

不動産業界の売買仲介では、法律で仲介手数料の上限が物件価格に対して3%+6万円と決められています。上限なのでこれ以下でもいいのですが、ほとんどの業者は上限額をもらっています。つまり、基本どこの不動産会社から家を買っても同じ金額の手数料を払うわけです(住宅仲介は基本どこの業者からでも同じ物件が購入できる仕組みになっています)。
しかしどこの業者も手数料に見合う仕事をしているのかといえばそうではないと思います。
多くの不動産業者は売りやすい物件、手数料が大きくなる物件を売っています。この物件が消費者にとってベストの選択であればいいのですが、実際そうでないことも多々あります。
この状態はWIN-LOSEです。ここで損をしているのは消費者です。このようなことが平然と行われているのが不動産業界の大きな課題なのです。
一方でWIN-WINを目指している優良な業者もいます。しかし消費者からしてみれば、いい業者と悪い業者の見分けはつかないですし、そもそもいい業者や担当者を探せる仕組みやサービスもありません。
ハウスクローバーはそんな消費者とのWIN-WINを目指す不動産業者の担当者(不動産エージェントと呼んでいます)を探せる日本で唯一のサービスです。
これまでの不動産業界は、すべての物件が中心でサービス競争はほとんどありませんでした。しかし担当者から探せる世の中が当たり前になれば、不動産業界にはサービス競争が起こるようになります。これこそが私が目指す不動産業界の健全化だと思っています。
家を買う人たちが、無理のない資金計画で資産になる家を買って暮らしを豊かにしていく。そしてそういう価値を提供できる優良な業者や担当者が繁栄していく。そんな世の中を実現していきたいと思っています。

若者へのメッセージ

・未来は自分で作るもの
コロナの影響や、先行きが見通しにくい世の中ですが、変化の時はチャンスでもあります。受け身でいるよりも、変化を利用するくらいの気持ちでいた方が面白いと思います。人生を切り開くのは自分自身です。

・失敗はどんどんするべき
若いうちは、いろんなことにチャレンジをして、どんどん失敗するべきです。失敗があるからこそ成功に近づけますし、失敗したことがあるというのは、必ず人生の大きな財産になります。

・若さそのものが強みになる
古臭い考え方と言われるかもしれませんが、若い時の苦労は買ってでもするべきだと思います。ワークライフバランスなどという言葉もありますが、これはもっと歳をとってからでもできます。しかし、苦労を買ってでもするというのは若い時にしかできません。若さというのは一種の強みだと思います。若いから無謀や失敗も許されるところがありますし、そこで得られた知識や経験が将来、あなたの武器になります。ですから若い時は金銭的な見返りよりも、得られる経験や身に付けられるスキルなどで選んでいくべきだと思います。