ミヤチ株式会社 代表取締役

宮地清和

Kiyokazu Miyachi

ケ・セラ・セラ、おどろきを形に!

宮地清和

略歴

名古屋大学大学院修士修了、日立製作所入社。その後、現社(ミヤチ)入社、現在に至る。
青年会議所、法人会等各種団体に所属、役職を多数経験。

現在の仕事についた経緯

生まれた環境が祖父の代から会社をやっており、いずれ跡を継ぐという祖父母・両親の洗脳の賜物(笑)。ただし、継ぐなら新規事業をやりたいとのことで、学生時代に同じ研究室で仲間がやっていた太陽電池に興味を強く持っていたこと、自分の研究テーマが有機発光素子(有機EL)であったこと、工学部の電気を専攻し、電機メーカーに勤めていたことから、モノづくりで事業を興したく、生業とは別にこれを企業内別事業部として立ち上げました。もちろん生業に対しても誇りとビジョンを持っているため、水道工事業と製造業の2足の草鞋を今も履き続けています。

仕事へのこだわり

端的に言えば、何事も人のせいにしない。人の物まねはしない。基本的に来た仕事は断らない。相手のためになる提案をするが所詮は他人は他人、裏切られることも覚悟しておく。自分の興味あることを突き詰める。結果については文句は言わない。反省はする。自分の存在を示すことが可能な事業を続けていくことが重要だと感じます。

若者へのメッセージ

自分自身を俯瞰して見る訓練をしておくと、どのような(困難な)事象も自分を成長させる経験の一つだと思えるようになります。人は生まれる前にあらかじめ何を学びたいのか、魂のレベルで決めてきています。親や境遇すらも魂が学びたいことをなるべく実現できるだろう親や境遇を自ら選択してきているのです。この事実に早くに気づいてほしいです。この世はそれを学ぶための単なる自分が主役の映画であって、本質ではないので、決して細かな出来事にとらわれてはいけません。自分の役を演じることに一生懸命になりすぎては生きる意味の本質を見失いかねないのです。ただ、反対に俯瞰して見すぎるとこれも本当の気づきを得られません。
そんな意味から考えると、どんな職に就いているか、どんな肩書があるか、どんなモノを所有し、どんな境遇にあるかを他人と比べても仕方ないし、メディアや社会が煽る成功や幸せの形などは全く意味のない話です。(もっとも、それに煽られ最終的に気づくこともあるので全く否定はしません。)
最後に、これは自分が出来なかったことで最大に後悔していることですが、20代に収入の1割をレガシー企業への投資に振り向けるべきでした。私はこの現代の金融資本主義は全く否定しているのですが、その全世界参加の賭博場で今は生きている以上、そのルールを熟知し利用すべきだったと反省しています。