Lithe株式会社 代表取締役社長

三井雅史

Masafumi Mii

チャレンジしつづける!

三井雅史

略歴

東京都立大学工学部電気工学科卒業後にオーストラリアに1年間ワーキングホリデー。
帰国後に就職活動を行い、経営コンサルティング会社に入社。
人材紹介、再就職支援、法人営業を10年経験し独立。民間の保育園を経営。
その後、物流コンサルティング会社に入社し5年経験したのちに、再度独立。
現在に至る。

現在の仕事についた経緯

現在は、法人企業向けの組織開発・物流改善のコンサルティングを行っておりますが、2013年からライフワークとして「ミャンマーでの教育普及活動」を行っております。
年に1回の頻度でミャンマーに訪問し、主要都市で日本語教室を開催していたところ、現地のボランティアグループと知り合うことができ、2019年、2020年には全額個人寄付での小学校を開設いたしました。在ミャンマー日本大使館によると、個人出資での小学校設立は日本で初めてのケースのようです。
なお、寄付金については趣味で行っているUber Eatsの配達ドライバー収入から捻出しており、ミャンマーのみならず世界各国に対して寄付活動を行っております。

仕事へのこだわり

1校目の小学校の開校式に参加したときの記事をご紹介いたします。



2019年7月7日にミャンマー連邦共和国、マグエィ州、アウンラン市、タヤェッセン村にタヤェッセン小学校を開校することができました!

村の方のお力により校舎も9割ほど完成することができました。雨季ということもあり、煉瓦や砂の調達が遅れたことが理由のようですが、あとは、多少の壁造りとペンキ塗りが残っているだけです。

公立小学校の登録も完了できたので、国から文房具の支給も開始され、先生2人の派遣とともに国からの教育支援が永続的に開始されます。
また、村のシルボル的施設として、結婚式場や診療所とかにも活用されるようです。

2時間かけて牛車で入村すると、生徒さん60名とともに、村人たちから音楽や民族の踊りの熱烈歓迎を受けました。
今までこれほどの歓迎を受けたことがなかったので、産まれて初めて足がすくみました(笑)
皆さんの笑顔を拝見すると、本当に作ってよかったなと思いました。

なお、開校式では、石鹸を使った正しい手洗いの仕方についてレクチャーさせていただきました。
予防医療の重要性をご理解いただき、少しでも乳幼児の死亡率(日本の18倍)が下がることを願っております。

若者へのメッセージ

ミャンマーの小学校の開校式で述べさせていただいた祝辞をご紹介いたします。



学校の開設、おめでとうございます。
この学校の建設費用を寄付させていただいた日本人の三井と申します。
小学校を作るのは私の小さい頃からの夢でした。
日本ではその夢は叶いませんでしたが、この村でその夢を叶えてもらいました。
ようやく夢を叶えてもらい、私は今、とても幸せな気分です。
夢を叶えるためには大事なことが3つあります。

1つ目は「大事な仲間を持つこと。」
私一人の力で小学校を作ったのではありません。
ここにいるフォーエバー・ボランティア・グループの方や、お父さん、お母さんのお力により、この小学校を建てることができました。
そういう仲間をもつことが大事です。

2つ目は、「失敗を恐れないこと。」
私は日本で沢山の失敗を積み重ねましたが、やり方を変えて何度も挑戦した結果、小学校を作ることができました。
挑戦することには不安もありますが、いつか夢が叶うことがあります。
是非、失敗を恐れず挑戦してください。

3つ目は、「知識を得ること」
夢を叶えるためには知識が必要です。
そのためにもこの学校で一生懸命に勉強することが大事なのです。
是非、この学校で色々と学んで、皆さんの夢を叶えてください。
この中で日本に興味を持った方と、いつの日か日本でお会いすることを楽しみにしております。
ありがとうございました。