ライレージム京都/英語脳クリニックCATCH 代表

松並 修

Osamu Matsunami

その日は必ず来る

松並 修

略歴

1993年より日本とイギリスを往復し、イギリスのランカシャー地方伝統のレスリング(キャッチ・アズ・キャッチ・キャン)を計2年半現地で学ぶ。1995年フリースタイルレスリング全英選手権68kg級5位入賞。
1999年から、往年の名プロレスラー、ビル・ロビンソンの指導も2年以上受ける。同時に英語の習得にも努める。
2002年から大手英会話学校の講師として勤務。2007年に京都に開設したレスリングジムは、「蛇の穴」と呼ばれるイギリスの伝説のジム「ビリー・ライレー・ジム」の後継者であり、師匠でもあるロイ・ウッドの訪問を受け、「ライレージム京都」と命名される。
2010年、英会話講師の仕事を独立し、「英語脳クリニックCATCH」を開校する。TOEIC990点満点を取得。
著書「あなたの英語学習の生活習慣病を改善!」

現在の仕事についた経緯

子供の頃からのプロレスファンで、雑誌で「イギリスに今は受け継ぐ者がいなくなったレスリングがある」という記事を読み、「自分がやろう!」と決意し、1993年にイギリスへと発ちました。
その熱意は失われることなく、学んできたイギリス・ランカシャー伝統のレスリングを伝承していく場となる「ライレージム京都」を設立しました。
英語の習得も並行して励んでおり、某大手英会話学校で英会話講師となりました。
そのとき、多くの生徒さんは目標を達成するための学習法、レベルに見合った学習法といったことを正しく把握できていないと感じました。また、多忙のため、レッスン以外で英語に触れる時間があまりにも短いのです。
多くの英語学習者が抱える悩みを解決するため、私がイギリスでの生活と独学で学んできた効率的な学習法を紹介する「英語脳クリニックCATCH」を開講しました。

仕事へのこだわり

20代の頃から、何をやるにしても「周りの期待を越えていこう」という気持ちは常にありました。自分に与えられた課題に取り組むとき、上司や周りの人は、「この人ならこれぐらいやるだろう」または、「これぐらいしかできないだろう」と無意識的かもしれませんが、感じることでしょう。
まずは、与えられたこと、やるべきことをきっちりとこなすことが大事ですが、それをやった上で、プラスアルファを付け加えていこうと心がけていました。それを繰り返すことで、信頼されるようになり、仕事だけでなく様々な話をいただけるようになると思います。直接業務に関係のないような小さな仕事や、頼んだ方も覚えていないような些細なことでも、丁寧にこなしていくということを積み重ねてきたつもりです。

現在、私が経営し指導するレスリングジムと英会話教室でも、せっかく来ていただいた方々に、予想以上のものを提供したいと常々考えています。新しいことも積極的に取り入れるなど、「もっとよくできるのではないか?」という向上心を忘れずに、仕事をするというよりかは、自分の好きなことを楽しみながら日々働いています。

加えて、「いつでも準備できている」というのも非常に大切なことだと考えています。何かを手掛けるときに、最高と最悪の両方の結果を想定した準備をしておけば、実際にどのような結果になっても、すべては想定内なので冷静に対応できます。また、自分が求めるような仕事が突然舞い込んできても、準備ができていなければ、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。「明日に何が起こっても慌てない準備」というのは、仕事においても人生においても必要なことだと思います。

若者へのメッセージ

やりたいことがあるなら、とにかくやってみましょう!どんなに大きな目標や夢でも、まずは現在の自分の立ち位置、力量などを正確に把握して、それらに見合ったことをやっていくということが大事だと思います。
社会情勢、生活環境など自分ではコントロールできないこともたくさんあります。しかし、そのようなことに対して不平不満で頭をいっぱいにするのではなく、“今”自分ができること、やらなくてはならないことに全力で取り組み、一歩ずつ着実に進んで行くことで、自分の理想に近づけていってください。
今は特にやりたいことがない人も、興味を持ったことはどんどん挑戦していって、好きなことを見つけてください。思い通りにいかないときや、失敗することもあるでしょうが、いつか達成できる日は必ず来ると信じて、情熱を持ってやり続けてください。
周りの人に「そんな夢みたいなこと」と言われても、実現させてしまえば、ただの現実にすぎません。