MedInfo 代表

毎熊誠一郎

Seichiro Maikuma

やり抜く、やり切る、やり遂げる

毎熊誠一郎

略歴

大手製薬企業で30年以上にわたる医薬品開発分野での業務を一通り経験。2019年MedInfo設立。
医療従事者からの医薬・薬学の学術情報に関するご質問・ご依頼に対し、国内外の学術文献情報を調査して回答する文献検索代行・受託サービスを提供している。

現在の仕事についた経緯

私は2019年に定年を迎え、これを機に独立することとしました。
これからは企業を取り巻く環境はどんどん変化していきます。同時に労働者側も、そのライフスタイルや価値観がどんどん変化していきます。私のような職種は従来は製薬企業に属していなければできませんでした。しかし今ではITの進歩とともに多様な働き方、多様な人材活用ができる時代になっています。私のような専門職を雇用することなく活用するというクラウドソーシングのような動きも出てきています。
まずは自分の専門性を生かし、顧客ひいては患者様のお役に立ち、将来は専門性の高い人材を年齢や居住地に左右されず、その能力を求める顧客に提供するというビジネスに発展していけたらと思っています。

仕事へのこだわり

自分を信じること。自分の考えが正しいと信じて行動すること。若い頃は先輩や上司の指示や命令にも自分が納得しなかったら従いませんでした。従ってかわいくない部下、出世しないサラリーマンでした。能力のある人に任せるよりも自分が先頭に立ってやるタイプでした。従って管理者には不向きかもしれません。

勿論、人には向き、不向き、得意、不得意があります。また、一人でできる仕事は限界があり、大きな仕事は大勢の人が適材適所で力を発揮しなければ成し遂げられません。昨今はダイバーシティという言葉が流行っていて、他人と違うところを認め合うことでパフォーマンスが高くなると盛んに言われています。確かに自分の考え方と他人の考え方は違って当たり前、同じ考え方ややり方をしている人ばかりが集まっても変革は起こらないでしょう。
正しいことというのもこの世には存在しないのかもしれません。単にその時に大勢の人が正しいと認められることが正しいとされているだけで、後で間違いであったとされることは枚挙にいとまがありません。

ただ言えることは、自分が正しいと判断したことには責任と情熱をもって臨むことができます。そしてそれが誤った判断で不幸な結果になったとしてもそれを受け入れることができます。ですからこれからも、どのような結果になろうと受け入れられるよう自分を信じて行動していきたいと思っています。

結果には運がつきものです。どんなに頑張っても努力が報われないこともあります。またその逆もあるでしょう。勝負は時の運と言いますが、勝者と敗者の間には能力の差などほとんどなく、単なる運だとも言えます。だからこそ最後は自分を信じて運を天に任せるしかないと思います。

若者へのメッセージ

自分は60歳を超え、もうじき高齢者と言われる人間になってきました。しかし気持ちはどんどん若返って今は中二くらいの気持ちです。ですから若者へのメッセージなど口幅ったいです。

ただ、時間だけは若い人の方が沢山持っています。余命という意味です。つまり若い人にはそれだけ色々な可能性が残されているということです。人生は長いので、生きていれば失敗したり、挫折したりするでしょう。
しかし、それで終わりだと思わないことです。若い人には時間が残されているのでチャンスはそれだけ多いのです。また始めればよいのです。そして思い描いていた人生が送れていなくても、ひょんなところから人生が開けることもあります。

私自身若い頃には想像もしていなかったことがこの年になっても次々と起こっています。希望をもって挑戦し続けることで可能性が広がるのではないでしょうか。
若い頃は経験が少ないので視野が狭くなりがちです。自分の可能性というのは自分の想像をはるかに超えます。限界というのは大概自ら作り出してしまっているものです。勝手に自らその可能性に蓋をしないことです。