株式会社 仁友社代表取締役

前島一仁

Kazuhito Maejima

人事を尽くして天命を待つ

前島一仁

略歴

1987年頃から、手描きによる商品パッケージ・ロゴ・キャラクターなどのデザインを開始。
1988年より、東京都葛飾区にて貴金属メッキ加工業を運営。
1997年コンピュータを導入しDTPデザインに移行する。
1999年、首都圏に約10校舎あるコンピュータスクールにて、DTP・Webの指導を始める。 2000年、NewYorkにあるBroadway Galleryに鉛筆画・CGグラフィックを展示。
2001年、EWACC主催のロンドンにあるGlobal Cafe Galleryに鉛筆画の作品を展示。
2003年、コンピュータスクールの取締役に就任。2005年、コンピュータスクール代表取締役に就任。
2012年、MJデザイン研究所設立。
2015年、株式会社仁友社設立。

現在の仕事についた経緯

2008年、コンピュータスクール退社後、数年間商社系のサラリーマンをしていたのですが、やはりデザインに従事したいという気持ちと、お客様主体じゃない組織に疑問を持ち、2012年、人と人をつなげるデザインをテーマに「宣伝なくして需要は生まれない!!」を念頭においたデザインを提供したいという思いでデザイン会社を設立しました。

仕事へのこだわり

Webやアプリでの集客が盛んな時代ですが、やはり紙媒体での広告効果は今も健在です。もちろん多くのお客様がWebにもある程度注力してはいますが、紙媒体にこだわって定期的に広告を出している会社が勝ち組なのは間違いありません。お客様からの要望は最大限聞き入れてデザインはしていますが、お客様は自社の商材に自信がありすぎるため、自己満足な内容を求めがち。広告を見る側の視点に立って、単に「売りたいもの」や「宣伝したい内容」のみのデザインに固執せず、どうすればこの広告を見てもらえるか?どのような順番でデザインすれば、最後まで読んでもらえるか?を考慮しながらデザイン構成をしています。時には、高価なパンフレットの受注時に、安価なチラシの方が効果がある場合などは、そちらを提案することもあり、常にお客様の利益につながるように心がけています。
サラリーマン時代に、会社の利益優先で、その場では売り上げはたっても、リピートしないということが多々あったのも、今の弊社方針につながっています。
昨今、絵が描けなくてもレイアウトくらいはできる時代ですが、やはり広告はデザイン力が命。広告にかかる費用の何倍も売り上げがたった、広告したおかげで人材が増えたというお客様のお話を聞くたびに、この仕事をしていてよかったと実感しています。

若者へのメッセージ

仕事への意欲が足りない、電話でなくSNSで連絡をすます…などと若い方たちを世間ではこのように言っていますが、私が理事を務めている一般社団法人中小企業相互扶助協会が主催する経営者会「真誓会」にも、たくさんの若い経営者が参加しています。その若い経営者からは学ぶことが多く、エネルギッシュで、常に対等な立場で交流を深めています。私自身も紆余曲折、いろいろな仕事をして、現在一番やりたかったデザインの仕事についています。今までしてきた仕事もすべて今の仕事に活かされています。
あせらず地道に、目の前のことをしっかりと取り組んでいけば、必ず道は開けると確信しています。