株式会社イー・キュー・マネジメント技研 代表取締役社長

前田 浩

Hiroshi Maeda

経験すると新たな経験が待ち受けている!

前田 浩

略歴

都立北豊島工業高校電気通信科卒。入社後、日本電気技術専門学校電気科卒(短大相当)。
著書に「企業構造の改善」「これで出来るCSR:ISO26000対応、関連著書多数」「おもてなし規格認証の効果的な活用」「実践的SDGs統合評価」「経験すると新たな経験が待ち受けている」「TPCメンバーの経験:多士済々」がある。

現在の仕事についた経緯

組織の社会的責任(企業CSR、自治体GSR、大学USR、病院HSRなど)の組織マネジメントが、ISO26000規格(2010年発効)に基づき実効性ある取り組みになるよう、企業研修、コンサルティングを通じて推進しています。
さらに、ISO26000規格の7つの中核主題「①組織統治、②人権、③労働慣行、④環境、⑤公正な事業慣行、⑥消費者課題、⑦コミュニティ参画・開発)で社会課題を抽出して地域活性化を推進しています。
とりわけ、②人権と④環境を基本としてSDGs 17目標は構成されていますので、こうした取り組みはSDGsの推進、達成貢献にも寄与するものです。

仕事へのこだわり

NECでの社会人時代には、小学校から磨いた囲碁で社会人囲碁対抗戦の主将を務め優勝したことや、通信システムに関する設計業務や技術駐在員としての海外勤務、部長職の品質管理部門でのISO認証取得、分身会社でのISO審査員資格取得、コンサルなどを経験しました。
その後、1999年に新会社を設立してISO推進、CSR推進に関する研修・コンサルを展開しました。
2017年に発行された経産省創設「おもてなし規格認証」の審査機関(当グループの一般社団法人日本CSR協会)/支援機関(イー・キュー・マネジメント技研)が採択され、今まで約100社の審査実施・認証書発行をしてきました。

このおもてなし規格認証は以下の4つの理念で構築されます。
①「お客様」の期待を元に、共に価値を創る
②「従業員」の意欲と能力を引き出す 
③「地域社会」と共生していく
④「継続・発展」していく

正にISO26000の7つの中核主題の「①消費者課題 ②労働慣行 ③コミュニティ参画・開発 ④組織統治」に相当し、おもてなし規格認証は、CSR活動の一環として展開してきました。
その後、SDGsの普及活動が展開され、おもてなし規格認証の組織能力によりSDGs成熟度評価分析を行い、SDGsの最低5目標から10目標まで展開する企業が増えてきました。
2022年3月から改定版の経産省創設「おもてなし規格認証(~サービスエクセレンスISO23592準拠~)」に向けた活動サービスエクセレンスISO23592は、接客・おもてなしの行動基準であり、お客様の満足度はもちろん、従業員・組織の満足度にも繋がります。
より多くの事業者がこのサービスエクセレンスISO23592に基づく行動を取ることによって、売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」に繋がるのみならず、海外にもその行動基準を広めることで、世界平和にも貢献できる規格であると考えています。これからは、さらに国内外にサービスエクセレンスISO23592を広めていきたいです。

若者へのメッセージ

地域のまちぐるみ活性力向上のため、地域の企業・団体によるおもてなし規格認証推進により地域の特質を活かした、おもてなし推進及びSDGs成熟度評価推進による地方創生に貢献していきたいと思います。また、ISO準拠のおもてなしを通して、世界平和にも貢献していきたいと思っています。
取組みの先にどういう社会を思い描くか、地域の社会課題をISO26000規格の7つの中核主題(組織統治、人権、労働慣行、環境、公正な事業慣行、消費者課題、コミュニティ参画・開発)より抽出し、改善・施策を提言し、この解決手法として新商品・サービスを創出し、地域の企業・団体へのマッチングによる自立型地方創生(地域活性化)に貢献していきます。この手法で海外の地域への水平展開推進にも貢献していきます。
この推進に向けた若者の「ソーシャルセクター」組織・活動(売上確保可能)を期待しています。
前田の会社は、「ソーシャルセクター」への技術的・運用面などバックアップ支援を行います。また、この推進組織への自治体の協力(運用資金の助成依頼など)についても行動を取ります。