株式会社栗原医療器械店代表取締役社長

栗原 勝

Masaru Kurihara

やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、誉めてやらねば人は動かじ

栗原 勝

略歴

1970 年、群馬県の医療機器・材料卸の創業家に生まれ、少しやんちゃな高校生活を過ごした後、医療機器販売関連の企業に就職すべく上京。
現場でのキャリアを積むため、外資系 メーカーを含む計4社を経験。約 10年営業職を従事し、2001 年群馬へ戻り、当社へ入社。
2017 年 46歳より現職。他、グループ企業内の医療機器販売企業5社の取締役を兼任。

現在の仕事についた経緯

当社は、祖父が小さな商店から始めた会社です。幼少期からなんとなく「家業としていつ かは継ぐ」とぼんやり考えていました。
20 代は東京で働き、30 歳で帰郷し当社に入社。
従業員が 500 名を超えた頃、会社を継ぐことを真剣に考え始めました。
今までの人生を振り返り、これからの目標は何かを死ぬほど考えた時期でした。
考えれば考えるほど、私以外の人のほうが向いていると感じることもありましたが、 40歳を過ぎた頃より「家業を継ぐ」ことが宿命だと覚悟を決めました。

仕事へのこだわり

若い頃から「新しいもの好き」でした。周りが全員電卓を使っている傍らで、わざわざ秋 葉原で買ってきた中古 PCで表計算ソフトを使う感じです。初めて触ったときの感動は今 でも忘れられません。
また、世にインターネットが十分浸透していなかった頃には、電話線を PC に繋ぎ四苦八苦しながら個人のメールアカウントをなんとか取得しました。
しかし、当時はインターネ ットでメールをしている人が少なく、eメールを送る相手が一人もいませんでした。
今では当たり前に使っているインターネット上のカレンダーやクラウド等も周りと比べて もずいぶん早くから使っていたように記憶しています。
今までの仕事の進め方を振り返ると、データと勘の両方を活用し、合理性の追求と、義理 人情の融合にこだわり、信条として生きてきたように思います。

若者へのメッセージ

挑戦し続けて下さい。 自ら行動し得た経験は、皆さんのビジネス人生を間違いなく豊かにします。
コロナ禍の世の中では、変化を求められます。 「例年通り」が難しくなってきており、社内でも「ニューノーマル」への挑戦をしながら 新たな働き方を模索しています。
この新しい時代を築くのはみなさんです。
伝統も大切ですが、 新しい時代を生きているみなさんの柔軟な発想やアイデア、若さを武器に、 躊躇なく挑戦し、私たちの想像できない時代を築いてください。
そして、それを楽しんで下さい。 楽しむ努力をして下さい。そして、その努力をまた楽しむ。
そうすれば自ずと結果は着いてきます。