株式会社ケミカル工事 代表取締役

國川正勝

Masakatsu Kunikawa

強く優しく。 常にバランス。          極端にやれば失敗し、極端にやらなければ何も生まれない。

國川正勝

略歴

昭和35年、広島県出身。
昭和58年に福山大学卒業後、株式会社ケミカル工事に入社。
阪神淡路大震災からの復興に地元神戸の企業として尽力し、その功績が認められて東京支店の立ち上げメンバーとして中心的な役割を担う。平成13年、取締役就任。平成23年、社長就任。

現在の仕事についた経緯

入社したのは大学時代の恩師が建築出身で、これからはものをつくるだけではなくて、
維持していくというのも面白いから行ってみたらと言われたことがきっかけでした。
41歳のときに取締役になり51歳のときに社長に就任しました。
社員の中で社長に就任できるのはこの業界では珍しいですが、弊社ではみんなにチャンスがあります。
若いときは、社長になると思っていたわけではないですが、社長になったらこういうことをしないといけない、自分が社長になったらこういうことをしたらより良い会社になるというイメージは常に持っていました。

仕事へのこだわり

一つには業界の中の位置取りを大切にしています。
建設業の市場はとても大きいですが、ものをつくるというよりは補修・補強で維持していく市場がさらに大きくなっていく中できちんと輝いている企業であることを心がけています。現状維持はマイナス。今日儲かったら、今年儲かったら、ではなく、先を見据えて投資・開発をし続けています。そういったことを単独ではなく、パートナーや協力して頂ける相手としっかり組んで進めています。
また、人や組織を特に大切にしており、社員の働きやすい環境づくりを常に考えています。
社員同士が役職に関係なく意見を言い合えたり、プライベートな話も気軽にできたりする雰囲気をつくることや、今年は本社の増築工事をして会議室や休憩スペースの増設を行いました。
社員が会社にくつろぎに来るくらい、居心地の良い環境・仕組みをつくるというのが理想です。

若者へのメッセージ

人生の中で重要な選択をできることが2つあって、それは仕事と結婚相手です。
自分で選べる分責任も背負うことにはなりますが、自分なりの感覚を持って決めることが大切です。
若い人は目標や目的を持っているというのはなかなか難しいことではあるけれど、仕事に対する考え方さえしっかりしておけばいろんなことがあっても、仕事を通じて理想とする姿に自然と近づいていけるのではないでしょうか。
どんな環境に身を置くことになるかは巡り合わせもありますが、運は待っていても降って来ません。運が落ちて来る場所に限りなく近いところにいられるように日々の努力が必要となります。今、何をしないといけないのか、逆算して何をいつまでにやるのかを常に想定しながら、自分自身で運を引き寄せてください。
当社のような建設業界の会社では技術者としてのレベルの高さが求められます。しかし知識や技術だけを追うのではなく、まずは人として立派になることを目指してほしいと思います。人としての成長がすべての仕事の品質につながっていきます。