人材派遣会社にて営業職を経験後、営業企画部門へ。人材コーディネーターの行動データ収集と統計分析を行い、業務プロセスの改善や環境整備に従事。その後、健康食品・化粧品の卸売会社へ転職。営業企画・マーケティング・情報システム・総務・人事・経営企画室などを歴任。業務の改善・廃止・新設、プロセスの簡素化、マニュアル作成による汎用化、ITを用いた効率化を得意とし、様々な部門での業務改善やパフォーマンス向上に取り組む。後に、経営企画部門の人事担当として、人事制度の再設計や評価、査定、採用、社員研修などを行う。

2015年より株式会社日本コンサルタントグループに勤務。リーダーシップ・マネジメント、業務改善・生産性向上、キャリアデザイン、営業力強化、ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を実施。
理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。中小企業のマネジメント機能構築や業務効率化コンサルティング、職場改善、人事制度改訂など、実務的な指導も手がける。2021年2月に独立。同年8月に法人設立。

健康食品会社で経営企画や人事の仕事をさせていただく中で、企業経営や人材育成に強く関心を抱くようになり、プロとして活動したいと願うようになり、経営コンサルタントに転身しました。
企業での研修やコンサルティングを数年続けるうちに、社会の経済が復興を遂げるためにも、個人が幸せに生きるためにも、これからの時代には働く一人ひとりの自律性や主体性、ビジネス基礎能力の向上が不可欠と考えるようになりました。
失われた30年を取り戻すため、人生100年時代に人々が精神的にも経済的にも豊かに生きるため、「自分らしく働いて、結果も出す」デキる人を増やすという理念を実現したく、コンサルタントとして独立、開業いたしました。

幸い雇ってくれる会社には出会えたものの、異業種からやってきた実績ゼロのコンサルタントに仕事の依頼など来るはずもありません。コンサルタントに転身してから、当面の間はまるで仕事のない状態が続きました。他の方がやりたがらない仕事、割りに合わない仕事などの「余り物」が唯一のチャンスだったため、仕事を選り好みせず、やらせていただける案件にはすべて全力で臨みました。また、空いている時間は無人の会議室でビデオカメラを回して講義やインストラクションの練習を行い、自己チェックと改善を重ねながら、来るべき時に備えました。

当時の上司からは「一人前になるまでに3年はかかる」と言われていましたが、先輩のアシスタントやサブ扱いで3年も過ごしたくはなかったので、「普通は3年かかるところを1年でクリアするにはどうしたら良いか」を考えるようになりました。短期間で多くの経験を蓄積するためには、とにかく仕事の機会を作り出すしかありません。社内の営業担当の方に自分を売り込んだり、担当した顧客に次の案件を提案したりと、まずは自分の手の届く範囲内で「どうやったら仕事を創り出せるか」を常に考えながら動いていました。

また、少なくとも最初の3年間はNOと言わないことも心がけ、様々な経験値を積んでいくことに注力しました。
今、振り返れば、この時に選り好みせずがむしゃらにやっていたことで、仕事の守備範囲が相当広くなったと思います。結果として、周囲の方々や環境変化にとても恵まれて、2年目から十分な量の仕事をさせていただけるようになり、3年が経過した頃には仕事を請け負いきれなくなって、仕事を選べる状況にもなりました。