株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレット 代表取締役

小星重治

Shigeharu Koboshi

人を立てれば蔵が建つ

小星重治

現在の仕事についた経緯

以前はコニカミノルタに43年間勤務しておりました。
私の研究で大きな業績は、写真が町で1時間で処理できるように水洗工程をなくすことでした。
1本のフィルムと24枚のプリントをするのに、100リットルぐらいのお湯を使い薬品を垂れ流していたのですが、コップ一杯の水で処理できるようにし、写真が一時間で処理できるようにもなりました。
水と熱を大きくセーブし、環境保護が一気に進展したことで、紫綬褒章をいただくことになったのですが、この時に、陛下から「これからも社会のために頑張ってください」とお声がけいただき、とても感激しました。
其の時、定年後は、社会のために写真技術で恩返ししようと決意し、定年後起業したのです。

仕事へのこだわりと目標

コニカ時代も700件くらいの特許を持って世界初の技術を沢山実用化しました。
健康を守る入浴剤も絶対に作れると思い、誰もやらなかった重曹とクエン酸を錠剤化し、石鹸シャンプーがいらない入浴剤を作りました。女性が冷えたり、赤ちゃんが病気になったり肌が荒れるのも、戦後出てきた石油化学合成化学界面活性剤が大切なお肌の皮脂バリアの油を取ってしまうためです。そこから体が冷え多くの不調が起こります。そんなお悩みを解決するために開発に取り組むようになりました。

今自分が78歳なのですが、80歳定年制を実現しようと思っています。それによって日本の年金が大幅に減らせると思います。働くことによって税金も払うし、元気だったら医療費や介護士を使うこともありません。そうすると日本は年間に30兆円くらい浮きます。50年くらいで、国の借金1200兆円も返せるし、DXデジタルの研究や最先端医療の研究にも注力することができるのではないでしょうか。

また、体を冷やす化学化粧品をなくすことも目標です。洗剤で洗わなければ、バリアが残るので、健康は守れます。2016年の9月2日に欧米は全面的に液体化粧品石鹸シャンプーを禁止しました。世界ではNOシャンプーが標準になっています。
女性と赤ちゃんを守るというのが我々の企業社是になっています。女性や子供、またご高齢の方の健康もサポートしつつ、入浴剤を開発して社会に大きく貢献していきたいです。

若者へのメッセージ

私は世界初というのをたくさん開発し不可能はないと思っていましたが、やはり若者は同じように好きなことを伸ばすことが重要かと思います。オリジナリティを大切に、小学生の頃から英語や中国語を学び、デジタルをどう利用して、生活を豊かにするか、世界にないものを生み出していくか。ということがすごく大事になるはずで、重要なのはオリジナリティです。
それは自主性にしか出てきません。強制された社会ではオリジナリティは生まれません。好きなことを勉強し一生懸命自らやる、若いうちから海外に飛び出し羽ばたいてほしいと思います。