株式会社H-D Project 代表取締役

木原麻里

Mari Kihara

私は、ほかの人々が人生の意味を見出すのを援助することに、自分の人生の意味を見出しました

木原麻里

略歴

聖心女子専門学校英語科を経て、米国Fordham University、University of Hawaii at Manoaで実践的なビジネスとマネージメントのスキルを習得。株式会社日能研にて、学習成績向上と子どものひととしての成長に寄り添う教室スタッフを担当。その後、半年間各種NGOでの事務補佐、イベント補佐を経験後、公益財団法人日本ユニセフ協会において、クレジットカード決済による寄付の自動振替を行う月額支援者対応統括業務の傍ら、NPO、NGOのサポートができる業務を行うことを目的として、2010年1月に株式会社 H-D Projectを設立。
「起業を通じて国際協力を行う」をテーマにした講義の他、物販を通じて得た利益の一部で国際支援団体へ寄付を行う等、各種CSR活動を実践。
現在では、営利企業、個人事業主、ならびに非営利団体等、業種業態を問わず、経営者目線 ・現場目線の両側面から捉える事業コンサルティングを開始。複数の分野において各種事業活動サポートを行っている。

現在の仕事についた経緯

遡れば、私が小学5年生の時、ディズニーランドに魅せられたことがきっかけです。勿論、華やかなアトラクションも愉しみましたが、当時の私は人の手で造られた愉しみではない、何らかの素晴らしさがあるように感じられていました。

そして、その頃偶然にも、ディズニーランドの運営会社がその運営形態をあまり公開していなかった当初、世間から“暴露本”と揶揄されるほど運営の裏舞台を赤裸々に書いた、一冊の本に出逢いました。

無我夢中に活字を追った結果、「私が最も魅せられているのはひとの笑顔、あたたかさ、そして思いやりあふれる対応をくださる運営スタッフの方々なのだ」と気づきを得たのです。

その後、学生時代での、日本と世界に目を向ける委員会活動や、子どもたちやそのご両親らと寄り添う学習塾でのお仕事、そして、世界の子どもたちを支える国際支援団体にご縁をいただきました。

それらの期間において、独りのチカラ、小規模のチカラでできることには限界があることを、身を以って痛感することにもなりました。

「特定の企業や団体に所属をしながら、人に寄り添うお仕事も素晴らしいけれど、所属するという観念を外し、自らにできることを通じて、素晴らしいと思う活動に対して多方面で応援をしていくことができれば、たくさんの人のチカラも相まって、私の微力でも相乗効果を発揮し、より、多くの方のお力になれるのでは」と考え、起業を決意したのです。

仕事へのこだわり

「人に寄り添う」ということでしょうか。

相手がよろこんでくださることがとても好きであるが故、「どのようにしたら、限りある私の“できること”を通じて最大限のよろこびを感じていただけるのだろうか」ということを常に考え、行動していたように思います。

それは、「ひと」に限らず、動物・植物・もの…この世に「存在」するもの、すべてに対してです。

『「相手」のよろこびを、自らのよろこびにできる。』

これほど素敵なことが他にあるでしょうか。

若者へのメッセージ

ぜひ、目の前に起こる、喜怒哀楽のすべて、出来事のすべてを、ありのまま愉しんでみてください。

常に「なぜ」を自分に問いかけ、自分のこころの底の声に耳を傾け、その声に従ってみてください。

きっと、うれしい時も、悲しい時も、つらい時も、よろこびあふれる時も悔いの残らぬ、素敵な人生になると思います。貴方とも、いつか、ご縁をいただけることを楽しみにしております。