合同会社ReDef 代表社員

兼松勝之介

Shonosuke Kanematsu

既存のルールを再定義する

兼松勝之介

略歴

大学卒業時に理学療法士免許を取得し、都内大手の病院で臨床業務に従事。日本では中途障害者に対するサポートが不足していることを知り、障害福祉施設のスタートアップに参画。医療の知見を活かした支援がユーザー満足を高め、結果的に経営改善につながることを経験し、医療福祉連携の推進をキーワードに障害福祉サービスの経営コンサルティング事業を実施する。

現在の仕事についた経緯

障害福祉サービス事業所のスタートアップで仕事をしていた際、顧客に提供する価値が必ず経営効果につながるわけではないという矛盾を知りました。本来、医療福祉に限らず、全てのビジネスは「顧客に提供される価値が高まるからこそ、経営効果につながるもの」であると考えています。
そこで、自身の医療知識を駆使して、障害福祉サービス付加価値の向上を意識しました。結果的に、福祉事業所の経営改善を実現することができました。そこで学んだことは、これまでの常識にとらわれない取り組みに挑戦することが、課題解決と経営改善につながるというものでした。この経験を活かすことで、国が抱える「労働人口問題」を解決できると考え、合同会社ReDefを創業しました。

仕事へのこだわり

作業効率だけを求めず、常にルールを再定義することを意識しています。学生、新人時代から一瞬の不効率の中で得られる情報や経験が、中長期的な成長につながることをよく経験しました。30歳代に入った今でも、少しの回り道から沢山の情報を得て、中長期視点で策を講じることを意識しています。
このような回り道の経験を、無駄にしない方法があります。それは形に残すことです。特に仕事を振り返る時間を確保することは重要です。日々、まるで嵐のように忙しく時間が過ぎていきます。一度立ち止まって、過去を振り返る時間は、意識しないと確保できません。
しかし、このような時間は後の財産になると感じています。不効率な仕事は、一見「無駄な時間」と思われがちです。しかし、そこで得た経験を、例えば文章で記録することで、何かしらのアクションプランにつながることがあります。新たなアクションプランは、今までのやり方と少しの変化があるものと思います。自身の行動を変えること、これまでの常識を振り返り再定義することが、未来への成⾧を実現するのではないでしょうか。

若者へのメッセージ

自分も、まだ若者だと信じていますが。笑
社会に出ると、沢山の先輩が活躍しています。本屋に行けば、著名な方が残した人生の記録が何万冊も残っています。是非、沢山の経験に触れてほしいです。ただし、鵜呑みにしないで欲しいです。
いつの時代になっても、先に変化するのは外の環境です。人間が人間でなくなるのは、環境の変化に適応できなくなった時だと思います。他者の経験を今の時代に活かすためには、どのような最善策があるのか考え、実行していただければと思います。