株式会社バイオフィリア 代表取締役CEO

岩橋洸太

Kota Iwahashi

If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.

岩橋洸太

略歴

SMBC日興証券にて、未上場企業の上場準備 支援業務(公開引受業務)に従事。メイン担当者としてIPO3 件、 市場変更1 件を経験。
2017年、大好きな動物と人が共存できる社会づくりを目指し、株式会社バイオフィリアを設立。

現在の仕事についた経緯

私は2017年からペットのスタートアップを経営しています。動物に関わる会社を創業したのは、子どもの頃から動物と暮らし動物が大好きだったこともありますが、それだけでは起業しようとは考えなかったと思います。
13歳の時、猫の虐待写真がインターネット上に公開されるという悲惨な事件がありました。当時、愛犬2頭と平和に暮らしていた私にとってこの事件はとてもショッキングでした。「うちの子たちと何もかわらない命なのに、、、」と、自分の中で動物愛護に対し使命感のようなものが芽生えた瞬間でした。

人間の都合で不幸になる動物をなくしたい、少年時代に抱いた哀しみを胸に、動物も人も幸せになれる社会を目指しバイオフィリアを創業しました。

私の会社では手作りドッグフード「ココグルメ」を作っています。ドッグフードといえばカリカリ(ドライフード)が一般的かもしれませんが、昨今はワンちゃんの家族化に伴い多種多様なフードが出ています。ココグルメもその一つで、私たちの食事と同じ食材を使い同じように調理したフレッシュフード・手作りフードです。

ココグルメを作った経緯は愛犬2頭を病気で亡くしたことがきっかけです。2頭とも肺の病気で、最期の日は同じように苦しみながら虹の橋を渡りました。寿命を全うできていれば話は別ですが、2頭とも同じ病死だったのは自分の育て方のせいではないか、という後悔と深い哀しみ、ペットロスに襲われました。
他の人には後悔してほしくない、食事を通して全てのわんちゃんが健康に過ごせるようになってほしい、との思いからココグルメをつくりました。

私の愛犬リヴとぴのがもし生きていたら、きっと目をキラキラさせながら食べてくれただろうなーと考えずにはいられません。

仕事へのこだわり

動物も人も幸せになれる社会を実現することが私の目標ですが、その目標を実現するために大事にしていることが2つあります。

1つ目は事業として収益をとことん追求することです。
どんな正義をかざしてもそれを実現させる力量がなければ、理想で終わってしまいます。
お客様や社会の役に立って、事業としてしっかりと収益を上げていくこと、これが出来て初めて自分の正義を貫くことができるし、より大きな収益はより大きな変化をもたらすことができます。

2つ目は誰かのため、何かのために行動をすることです。
会社全体としてもそうですが、自分個人としても徹底しています。「あれ、この発言はエゴではないかな」と思うことは誰しもあると思います。そういったことを少しでも減らして、お客様のため、会社の長期的ビジョンのため、と私心をなくして目線を高くして行動する。
それが社会の公器として企業が果たす役割でもあるし、そうすれば少しずつでも自分のことや会社の人を信じてくれる人が増えて、結果的に自分たちの夢に近づけると思っています。

若者へのメッセージ

こんなことを言えるほど、人生経験を重ねていませんが、青さ・若さを失わなずに、人生の大義を胸に抱き続けてほしいです。

社会は豊かになり、人生を楽しもう、楽に生きようと思えば、昔ほど難しくはない時代になってきました。
でもまだまだ社会には変えていかなければないけないことが山の様にあります。
それらに目を瞑って生きることもできるかもしれません。
でも人生の最期に本当の充足感を味わえるのは、そういう生き方ではないと思います。

きっと誰しもにそれぞれ生まれてきた意味があると思います。
今この文章を読んでいるあなたにもそれが絶対にある。
その天命を成し遂げることで世間は良くなるし、何より自分の人生が豊かになります。
どれだけ過度な自意識だったとしても構わないのです。
今の日本の若者全員が何か1つ自分の人生の大義・志を持って、挑み続けていけば、素晴らしい世界が待っているはず。

ぜひこれからの時代を担う人たちにそうなってほしいです。
私も負けない様に人生をかけて事業・会社を大きくしていきます。