株式会社てんとうむし 代表取締役社長

伊藤信和

Nobukazu Ito

決断を正解にする

伊藤信和

略歴

1989年6月29日 福井県出身。
学生時代にフルコミッション営業に没頭した後、2012年新卒でITベンチャーへ入社。
主にDtoC領域におけるデジタルマーケティングを支援し、2015年に独立。
IT広告を主軸としつつ、2018年から海外人材事業に着手。
「仕事を通じて世界中に一生付き合える人間関係を創る」という想いのもと仕事に没頭中。

現在の仕事についた経緯

働く場所に縛られずに働くためには何をすればいいのかを突き詰めたところ、今の仕事に辿り着きました。

私は福井県の田舎で生まれました。
同学年の子どもがいないほど過疎化した地域だったので、祖父の意向で幼少期は曾祖母の家から市内の小・中学校に通っておりました。

故郷は保守的な地域で長男坊は良くも悪くも「実家の跡取り息子であるべき」といった価値観がありました。
しかしながら地元の役場や企業に就職する魅力を感じることができず、それであれば起業して自分で働き方をコントロールしたいと思うようになりました。

幸いにも学生時代にインターネット産業の可能性を確信し、現在の事業と働き方を実現できるようになりました。

仕事へのこだわり

規制概念に囚われることなく、原理原則をもとに本質を掴む努力を大切にしています。

私の好きな言葉に「かんじんなことは目に見えないんだよ」という言葉があります。
これは「星の王子さま」という本の一説に出てくる言葉です。

目に見えるものばかりに心を奪われると本質・真実を見失うということなのですが、仕事においてもその通りだと思います。

とても羽振りがよい人でも実態は火の車だった人、
短期的な売上のために顧客満足度を犠牲にして数年後衰退した会社、
社会のため従業員のためと言いながらも行動が真逆な経営者、

これまで様々な企業や人を見てきました。

共通していえるのは原理原則をもとに社会や顧客、従業員にとって本当に大切なものを突き詰めて着実に実行している企業は伸び続けているということです。

本質からずれたことをやっていても結局みんな遅かれ早かれズレに気づくので市場から退場させられます。

少し擦れた人間のように思われるかもしれませんが、上記の点からも目に入ってくる情報や自分が当事者ではない人から聞いた情報は鵜呑みにすることがなく、必ず自分の頭で考えて、何が大切なのか、どうすべきかを考えることをとても大切にしています。

そうすることで周りに流されることもなく、また短期的な目線で走ることなく、長期に渡って社会と良好な関係を築けると思いますし、個人としても会社としても物心ともに豊かになっていけると思っています。

若者へのメッセージ

私自身もまだ若いので偉そうなことは言えませんが、人生はマラソンだと思っていて、決して短期的な利益に惑わされることなく、大切なことを大切にしてもらいたいです。

また、ビジネスマンとしては量質転換が大事だと思っていて、スキルも経験もない中では誰よりも行動(量をこなす)しなければならないといけないと思います。圧倒的な行動量が質に転換され始めた時、指数関数的に市場価値は高まっていくのだろうと思っています。

最後に、「挑戦するなら若いうちに挑戦したほうがいい」と思っています。
そして自分の決断を正解にするという強い想いを持つことが大事だと思います。

もしこれを読んでくださっている人の中に今やりたいことがあるけども様々な理由で決断を先送りにしている人がいるのであれば、数年後の自分をイメージしてほしいです。
「決断を先送りにした数年後の自分」と「決断して行動した数年後の自分」を比較してみてください。

僕自身25歳の頃に決断して本当によかったと思っています。
決断したことで必死にならざるを得ず、自分の行動が変わりました。結果的に人生が好転したと思っています。

もし悩んでいる方がいれば、ぜひ挑戦をしてもらいたいです。