株式会社プロセールアドバンス 代表取締役

石川信博

Nobuhiro Ishikawa

人事を尽くして天命を待つ

石川信博

略歴

北海道大学水産学部卒業。
昭和61年、株式会社リクルート入社。採用開発部、東京営業部、北陸支社長、静岡支社長を歴任。
平成10年、株式会社リクルート北海道じゃらんへ出向し営業統括部長。
平成20年、公益社団法人北海道観光振興機構 企画担当部長として出向。
平成21年、じゃらんを退職。
平成25年、株式会社プロセールアドバンス設立、代表取締役社長に就任し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

32年間営業をやってきました。営業ほどクリエイティブな仕事はないと思います。
時間は自分でコントロールでき、売るための手法を自分で考え展開する、素晴らしい方とお会いすることもできます。結果は数字で表れ、会社への貢献度が明確にわかります。
しかし、その世界はあまりにも俗人的な部分が多く、徒弟制度のような世界です。気合、根性で片付ける面が多々あります。結果は、不人気職種NO.1。 数多くのやる気のある優秀な人が、この非合理的な世界で不条理を感じ、自分に適性がないと思い込み、この世界から去っていきました。
そのような事が起きないように、科学的な営業手法や目標達成の方程式を使い、リクルート流のやり方で“企業を活性化させていく営業”に特化したコンサルティング会社を設立いたしました。

仕事へのこだわり

リクルートの旧社是で『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ』があります。当時のリクルートマンはこの言葉をリクルートのDNAとして心に植えつけて仕事をしてきています。
常に、新しい仕事を創造して、トライしていく事が重要です。新しい仕事を創造するとは、新規事業を立ち上げる事だけではありません。たとえ同じ仕事をしてもそこには常に新しい取り組みを加えられて、昨日より今日の仕事が楽しくなる事だと思います。いかにその仕事を面白くしていくか、その事を常に考えて仕事をしています。

自分が楽しいだけでなく、当然、そこには“お客様にとってお役に立てる”という視点がある事がより重要です。お客様が満足する、それによって必ず次の仕事に繋がる。その事が重要です。その為には自分自身を磨いていく事が沢山あります。
自分自身勉強する事が必要です。ただそれ以上に重要なのは、素晴らしい仕事をしている人のやり方を真似る事だと思います。スピードが大事です。自分だけの力だと1年かかる事が、真似る事により1ヶ月で出来上がります。その為には良い仕事をしている人がどこにいるか、アンテナを張っておく事が必要です。リクルートにはそういう人が沢山いましたから、そういう事に苦労しない環境だった思います。

若い時から拘ってきた事の一つに、『経営者の方と商売をする』があります。
素晴らしい経営者、意外と普通な経営者様々です。ただ、経営者の方から学ぶことは必ずあります。若い時からその事が実践出来た事は非常に幸運だったと思います。

『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ』今、改めて噛み締めています。

若者へのメッセージ

最近の若者は実に清々しく、人生を楽しんでいるように思います。世界に飛び出して活躍している者も沢山います。スポーツの世界においても世界のトップクラスで沢山の若者が活躍しています。ゴルフ、サッカー、野球、テニス、水泳その他多数あります。しかも、そこには緊張感がなく、勝負を楽しんでいるのが伝わってきます。
スポーツだけでなく他の分野においても多くの若者が世界で活躍しています。昔では考えれられない事です。

この歳になると、人生は短い事がつくづくわかります。あっという間にこの歳になりました。この先が見えてきます。若い時にはない感覚です。
一般的かもしれませんが、毎日、毎日を大切に生きる事が大切だった事に気づきます。若い時は色々とチャレンジしたい事がありましたが、歳をとるうちに段々少なくなりました。

色々な事に真剣にチャレンジする事が大事だと思います。
日本の枠組みを考える事なく、世界の中の日本で考える事が今後益々、必要になると思います。

コロナにより、時代が大きく変化し、新しい時代になりました。
世界で活躍できる人物が益々、増える事を考えるとワクワクしてきます。