アップライト税理士法人/Up Light株式会社 代表

井上武揚

Takeaki Inoue

積小為大(せきしょういだい)      百の題目より一つの実行

井上武揚

略歴

和歌山県田辺市出身 和歌山県立田辺高等学校、神戸大学経済学部卒業。
公認会計士・税理士。
三優監査法人大阪事務所にて約4年間勤務、税理士法人平成会計社にて約5年間勤務ののち独立。
現在は法人顧客を中心に、税務や連結会計、上場支援、IFRS導入支援、組織再編支援など多方面の業務に従事。

現在の仕事についた経緯

元々、漠然と独立願望がありました(小学生の頃から文集に「社長になる」と書いていたくらいです)。
大学生になって、将来の仕事を考え始めた時に、周りの環境もあって公認会計士という職業を知りました。数学や物理など数字を扱う教科が好きでしたし、文系分野では最高難易度の一つとのことで、やり切った感を得てみたかったことも手伝って興味を持ちました。調べると、自分次第で独立の可能性や仕事の幅が無限にあること、会社を数字の面からフォローできるのが面白そうと思ったことなどから、資格を取得しようと思ったのがきっかけです。
監査法人、税理士法人と渡り歩き、その中でも特に自分がしたい仕事をミックスした形で、独立して今の仕事に就きました。

仕事へのこだわり

①プロフェッショナルとしての自覚を持つこと
プロとアマチュアの違いは「それでご飯を食べているか」にあると思っています。したがって、資格の有無を問わず、仕事をする以上、皆がその仕事のプロです。
専門知識があることはいわば当たり前で、プラスアルファで専門外の知識・見識を持つこと、分かりやすい話し方を心がけること、身なり・体型などに気を配ること、趣味など遊びも大事にすること、などプロとしてクライアントから「仕事を頼みたい」「知り合いに紹介したい」と思って頂くために大事にすべきことはたくさんあると思っています。それをプロとして日常的に自覚して日々の成長、良い仕事へと繋げることをこだわりとしています。

②その時の自分の全力で取り組むこと
昔の厳しい上司から、「100%の全力で取り組んで失敗した時と、中途半端に取り組んで失敗した時とでは成長力がまるで違う。だから特に若い時は全力で頑張れ」と言われ続けました。それでもかなり怒られはして当時は苦しいことも多かったですが、その本当の意味が分かってきました。士業は自分自身が最大の商品であり、その商品価値は自分次第で高めることができるため、「今の全力」で取り組む姿勢は新人時代から変わっていません。

③楽しく働くこと
クライアント、一緒に働く仲間など、一緒に仕事する人たちと良好な関係を築いて楽しく働くことをモットーとしています。人生で仕事をする時間はかなりのウェイトを占めますし、せっかくならおもしろおかしく働きたいと思うのは万人共通なのではないでしょうか。毎回共通の目標を明確に定めたり、目標達成時のご褒美を設定したり、今までのやり方を見直して時短を図ることを楽しんだり、成果物の質を高めることを楽しんだり、と楽しみ方はいくらでもあります。楽しく働いている方は、身近な人まで楽しくなるのではと思います。「はたらいて、笑おう」という某社の広告が好きですが、まさにそれです。

若者へのメッセージ

(自分もまだ若いつもりですが)若い時は気力も体力も充実しているのは間違いありません。だから初めのうちはとにかく全力で頑張って、貴重な時間を無駄にしていないかを常に自問することが大事だと思います。一番の失敗は挑戦しないこと、と言う著名人が沢山いますが、本当にそうだと感じます。
これは仕事に限らず、職場を離れている時間も大事にしてほしいという意味もあります。例えば実務に就くと、試験勉強だけでは専門知識が足らないことを感じるはずですが、それを経験がないからしょうがないではなく、平日の帰宅後や休日に勉強すれば補える、と思ってほしいです。本を買って革靴の磨き方を勉強するなどもおすすめですし、何でも新しいことを楽しいと感じてチャレンジを続けてほしいです。些細な日常でも、街の変化に気を向けてその理由を自分なりに推測してみたり、何気ない広告を見て「もっといい表現は?」と考えてみたりすることも、ただぼーっと歩くより楽しくなるはずです。
また、趣味など遊びも大事ですし、食事や時にお酒を楽しむこと、本を読むことも大事、(今は難しいですが)人と会うことも大事、こうなってくると24時間365日ではとても足りないと思ってしまいますが、それくらい毎日を濃く生きていくことを目標にしてほしいです。