株式会社ヒューマニティ・マーケティング代表取締役兼CEO

池田篤史

Atsushi Ikeda

一生燃焼 一生感動 一生不悟

池田篤史

略歴

法政大学法学部法律学科卒業。某大手教育会社に新卒入社。3年を経て、最年少マネージャー昇格。以降11年間、同企業の幹部として全国各地に異動、次々に、赤字校舎を黒字化、幹部育成と事業の収益化に従事。同社在籍中、社会人大学院(MBA)に入学、2014年に独立。ベンチャー企業にて、ビジネススクール事業部長、コンサルティング事業部長を経て、現在は、マーケティング・マネジメント支援で活躍中。著書に『人間学×マーケティング〜未来につづく会社になるための論語と算盤〜』神田昌典・池田篤史著(致知出版社)。

現在の仕事についた経緯

新卒入社で教育系の上場企業に勤務。11年を経営幹部として、従事してきました。その後、国際的マーケター神田昌典氏(累計300万部著者)の企業で6年、ビジネススクール事業長、コンサルティング事業部長を歴任し、マネジングディレクターをつめました。そんななかで、2019年2月に出版したのが、【人間学×マーケティング(致知出版社)】~未来につづく会社になるための論語と算盤~ https://amzn.to/2SBKQUW という書籍です。書では「企業の持続的な成長には、論語と算盤を併せ持った会社づくりが必須」であり、「”売上”と”人”を同時に育てる中庸体系」を示しました。執筆直後に「世の中を、論語と算盤を併せ持った人・会社で一杯にすること」を我が天命とし、2019年12月、株式会社ヒューマニティ・マーケティングを創業。

仕事へのこだわり

新卒入社1年目で、挫折。2年目から優秀社員賞、係長賞を連続受賞。その後、全国14校経営はすべて増収増益、関わった受講者数20,000人超、コンサル支援は400社超、合計23名、幹部マネージャー育成、計14億円の赤字事業を継続黒字化させ、15サービスを同時マネジメント、スクール事業は売上6倍・コンサル事業は5倍にするなどの実績をあげてきましたが、決して、楽な道のりではありませんでした。BESTを尽くすことが信条でありながら、実態は、身を削り、命を削りながら、何とか改善してきたのが現実です。「なぜ、会社の業績は悪化するのか?」「なぜ、それを防止できないのか?」これらの答えに、時代の変化があまりにも急激すぎる今、多くの会社が取り残されまいと必死に不安を抱きながら経営し、『論語と算盤』のバランスを保つことが難しくなっていることがあげられます。わたしは、論語=人間学、算盤=マーケティングと置き換え、教育と経営、つまり「売上づくり」と「人づくり」どちらも高いレベルで兼ね備えた中庸体系にこだわってきました。

若者へのメッセージ

会社の寿命は短くなってきています。これまでの資本主義が崩れつつあり、お金に対し、信用経済的な考え方が浸透しつつあります。能力も人格もある人にプロジェクト単位で仕事を発注するような信用で経済が成り立つ時代、つまり、1億総個人事業主時代が迫ってきているといえるでしょう。
そんな時代に対応してくためには、個人個人が一つの会社であるという考え方を持たざるを得ません。本当の意味で、自立していかなければならないのです。自身をブランディングし、強みを磨いて、それを発信する能力を持ってさえいれば、どんな会社に転職しようが・独立することになろうが、不安を抱くことなく未来を描いて邁進することができます。それが、算盤的な感覚や視点を身に付けるということであり、今こそその必要性に気づいてほしいです。
では、論語と算盤のバランスのとれた人材になるために、具体的には何をしたらいいのか?そのひとつのアイデアとして「2冊の本をかばんの中に入れること」をおすすめします。「1冊は、目の前の仕事で抱えている課題を解決するような書籍。プレゼンや話し方、コミュニケーションについてなど、なんでも構いません。そしてもう1冊は、生き方とか、考え方とか、自己啓発的な書籍。その2冊を抱えて、自分が今何に不安や悩み、課題を抱えているのかに、常に向き合うのです。決して複雑に考える必要はありません。純粋に読みたいと思った本を直感で選べばいいのです。選んだ本がそのタイミングで必要としていることが大半ですから。言ってしまえば、読まなくてもいいです。かばんの中に入れてふとした瞬間にパッと見られるようにしておくことが大事。そうして仕事をしていると、気づいたら成長のステップを進んでいるという状態になると思います。