株式会社バスケットボールジャパン代表取締役社長

東 英樹

Hideki Higashi

忘己利他

東 英樹

略歴

筑波大学体育専門学群卒。新卒で三井生命保険相互会社に入社。
文武両道が高校時代から貫いていたことで、保険会社の管理部門で働きながら 実業団の選手、コーチを。
35歳の時に最年長で営業研修を受けて現場に。
春日部統括営業部長では、営業職員と社員含めて50人を束ねて 営業の第一線で活躍。41歳に日本初のプロリーグ「bj-league」に転職し、マネジャー、ディレクター、取締役を歴任。現在は、「bj-league」の 運営会社の社長をしながら、三遠ネオフェニックスのGMも兼務し、バスケットボール界の発展のために民の立場で貢献。
著書に『DVDでわかる!バスケットボール必勝のコツ50』『DVD付きで超カンタンにわかる! ミニバスケットボール ―bjリーグアカデミー公認 最強トレーニングメソッド』など。
解説者としてBSフジ、NHK、楽天NBAにも出演。
子どもたちのために大会を開催したり、全国各地で バスケットボールクリニックを実施。子どもから大人まで幅広い年代で、クリニックや講演活動を勢力的行っています。

現在の仕事についた経緯

三井生命保険相互会社時代に、実業団チームの河内敏光監督(元全日本監督)が会社を退社して、日本初のプロバスケットボールリーグ「bj-league」を立ち上げたことで、本来バスケットボールを仕事に出来たらという思いと、合わせてバブルが弾けて多くの実業団のチームが休部、廃部になったことで、バスケットボールを愛する子どもたちのための夢と憧れを無くさないことを目的に保険会社を辞めて転職しました。
現役時代にお世話になった河内監督から誘われたこともあり、恩返しという思いも強かったです。
男子と女子のバスケットボールの世界を知っている自分だからこそ出来るという思いで今なお頑張っています。

仕事へのこだわり

努力することが大切ということで、三井生命保険相互会社に入社した時から貫いていることです。
また、文武両道は子どものころから意識していることで、その考えは今でも変わりません。
最近は、「天才は努力する者には勝てず 努力する者は楽しむ者に勝てない」という言葉を知り合いの社長からお聞きして、努力するだけでは駄目だと気がついたところです。
講演とかの依頼もあり、先ほどの言葉の後に次の言葉を伝えるようにしています。
「努力して楽しむことを忘れなければ自ずと結果はついてくる」と。
現在は代表取締役社長をしていますが、社員の模範になるように新しいことにチャレンジしています。
筑波大学女子バスケットボールのコーチをして日本一になったり、令和元年は新しい仕事としてサンロッカーズ渋谷のGMを歴任し日本一になりました。
そう言えば、三井生命保険相互会社の実業団チームの時も現役時代に全日本実業団選手権大会で日本一に。
「努力して楽しむこと」ことのことを忘れず、「忘己利他」の気持ちが大切だと感じているところです。

若者へのメッセージ

人生には色々なことが起きます。
入社した時が平成元年。社会人として30年以上働いて思ったことは、世の中の変化は皆様が考えている以上に早くなったと感じています。
三井生命保険相互会社はバブルの時は「ザ生保」と言って持て囃されました。
今は、名前も「大樹生命」に変わり、日本生命の子会社です。
終身雇用時代の終焉を迎えようとしている今だからこそ言えることは、しっかりした夢を描き、それを実現するために1日1日大切にして生きて欲しいと思います。
大企業に勤めることが一番素晴らしいことだということで受験地獄を潜り抜けて入社したとしても、そこにはまた競争があります。
また、会社自体が生き残るかどうかの時代が来ています。
大切なことは、夢に向かってしっかり自分を磨くことだと思います。
プロフェッショナルになることが、これからの人生で大切だと思いますので。