株式会社セルシード 代表取締役社長

橋本せつ子

Setsuko Hashimoto

bridging science to business

橋本せつ子

現在の仕事についた経緯

スウェーデン大使館勤務時代に、東京女子医科大学の岡野教授とスウェーデンのカロリンスカ研究所が再生医療の共同研究を始めるのを支援したのがきっかけで、岡野教授と話をするようになり、数年後にセルシードに来ないかとお声を掛けられました。
いずれは日本の優れた技術・製品を世界に発信したいと考えていましたので、「細胞シート工学」という画期的な技術を世界に展開する機会を得たと考えてお受けしました。

仕事へのこだわり

これまで、サイエンスとビジネス、日本と海外、大企業とベンチャー企業、異なる学問分野など常に異分野を繋ぐ仕事をしてきました。
異分野を繋ぐ「通訳」を果たすことによりイノベーションが起こりました。
バイオテクノロジー産業は、研究者の経験、直感に基づく暗黙知の要素が強く、さらに様々な異なるサイエンスの知識を複合的に組み合わせる必要があり、サイエンスとビジネスの間に立ち塞がる壁は他の産業よりも大きいと感じています。
バイオベンチャーを成功させるにはサイエンスとビジネスという異なるドメインの「言語」と「知識」を理解する「2つのレセプター」を持つ人材が懸け橋となることが不可欠であると考えています。
今後はこうした異分野を繋ぐ人材が益々求められます。こうした人材の育成にむけた産学官の連携がますます重要となっており、大学発ベンチャーであるセルシードが一日も早く再生医療製品の承認を得て実績を示すことがベンチャー育成の動きを促進するためにも重要であると責任を痛感しています。

若者へのメッセージ

異分野との遭遇を楽しんでもらいたいです。
相手との違いを知ることにより、自分をよりよく知ることができます。
違う考え方の人と意見を交わすことにより、一人では出てこないような新しいアイデアが生まれます。
科学技術の急激な進歩により、知識の「賞味期限」は短くなっています。
大学など学校で学べる知識はごく一部だけです。学校では「学ぶ」ことを学ぶのが重要です。
好奇心を持ち、新しいことを学び続けてもらいたいと思います。