ココアンド株式会社 代表取締役CEO

側瀬千尋

Chihiro Gawase

個々と共に

側瀬千尋

略歴

明治大学商学部卒業。学生時代より、SNSマーケター兼読者モデルとして活動。ライブ配信コンテスト優勝経験も。新卒で大手ネット広告代理店グループ会社に入社。中小・ベンチャー企業向けのSNSマーケティング支援業務に従事した後、ココアンド株式会社を設立。インスタグラムの累計クリエイティブ検証本数1,000本以上、累計支援企業40社以上。インスタグラムアカウント運用代行やコンサルティングなど、企業とファンが長期的な関係を築けるようSNSマーケティング支援を行なっている。

現在の仕事についた経緯

起業家になることは幼少期からの夢でした。5歳で髄膜炎という病に罹った際、自分が死んでも世の中は何も変わらないという事実をとても虚しく感じたからです。ただ、現在の事業に行き着くまで、理想と現実がかけ離れすぎていて「本当に自分にできるのか?」ずっと自信がありませんでした。

私が現在の事業に行き着いた最初のきっかけはライブ配信です。21歳の時、何か実績をつくることで自信を持ちたいという一心で、優勝するとモデルになれるライブ配信コンテストに出場しました。口下手なので初めは話し続けることに苦労したのですが、自分の素直な想いを語ることで段々と画面の向こうの人たちとの関係を構築できるようになりました。そして、コンテストで入賞し、雑誌や大型ファッションショーに出れるようになりました。一人では困難だったことを応援してくれる全国の方々と一緒に叶えることができました。

そこで、応援してくれた方々に恩返しがしたい、もっと沢山の人に影響を与えたいと思いました。しかし、私の"個"だけで、世の中を変えられるかというとそうではないことに気が付きます。やはり、ビジネスサイドに周り自分の正義を貫いていき、結果として世の中に影響を与えたいのだと志が固まりました。

現在は、企業のSNSをプロデュースすることで、企業とそのファンとの関係を構築するお手伝いをしています。かつて私がファンと共に夢を叶えた時のように、企業もファンと共に歩むことで、明るい未来を作れると考えているからです。

仕事へのこだわり

自分自身の正義感を貫くことです。ココアンドという社名の由来でもあるのですが、私は「個々と共に」というのに拘っています。

企業のSNS支援というお仕事を通して、企業の"個"の魅力を引きだすこと、一緒に働く"個"人個人を正当に評価すること、情報を届ける先のユーザー個人個人にポジティブな影響を与えること。全ての個が共に歩める状態でマーケティング活動を行うことが代理店の役割だと考えています。

己の利益を追求しようとすれば、必ず歪みが生じます。意思決定をできる立場にあるからこそ、常に全てのステークホルダーのことを考えて、絶対に正しいんだと思える方法で進んでいきたいです。

若者へのメッセージ

今を精一杯生きていれば、きっと素晴らしい未来が待っているはずです。

もし、今やりたいことがなかったとしても、挑戦したことが上手くいかなかったとしても、辛い環境に置かれていたとしても、焦る必要はないと思います。その時その時、自分が正しいと思えることを全力でやっていると、道が見えてきます。

特に、挑戦すると高すぎる壁が目の前に立ちはだかることがありますが、きっと越える方法は存在しているし、絶対に越えてやろうという意思次第だと思うのです。それに、その壁を超えた未来の自分から見たら、過去の壁は人生を豊かにしてくれたエッセンスでしかありません。

そう考えると人生って楽しすぎますよね。生きてるだけで幸せです。
悔いのない人生にしたいですね。