キモノスタジオMIFURU 代表

古味 利依子

Rieko Furumi

進む道は決まっている

古味 利依子

現在の仕事についた経緯

石川県の呉服屋に生まれ育ち、お店を仕切っていた母が亡くなりました。
嫁いだ先から実家に帰って着物のタンスを改めて見た時、着物がどういうものかさっぱりわからず困りました。

やがて自分で着物も購入しました。しかし、着物の知識をつけても、包装の問題でメモを書いておくなど工夫しないとすぐには分かりません。

今、日本人の多くはいつごろ着るのか、種類は何かなど、着物について分からなくなっています。

分かるようにしないといけない。家族にも分からないものを残されたら困るはず。判断しやすいよう情報をつけ、ついでに着たくなるようにしておきたい。

そんな思いで事業を始めました。

仕事へのこだわり

子どもの頃に触れてきた「着物」と過去の仕事で「写真」を扱ってきたことからサービスを思い立ち、子供を産んでからでしたが勢いで起業しました。

しかし、お金について、商売について無知が祟り、初めてお金をかけたサービスで早速失敗しました。クレームを出したこと、何も反応すらいただけないことがとにかく苦しく、減っていくお金に不安で眠れず、自分の甘い考えを痛感しました。

どうにか持ち堪えてやり続け、「なんとしてもお客様の問題を解決できることを伝えたい」という思いが増し、それは、教えてくださったお客様、助けてくださる夫、子どもたち、スタッフさん、友人、両親家族、サポート業者に心から「感謝すること」で、どうすべきか何をすべきか見えてきたように思います。

痛みを受けないと「感謝すること」に気がつけませんでしたが、事業の商品、運営、経営の問題を解決する方法は「感謝すること」だと思い、進んでいます。

若者へのメッセージ

子どもを産んでから起業するのはお勧めしませんが、面白いです。