医療法人社団ともしび会 ファイヤークリニック 院長

江越 正敏

Masatoshi Egoshi

一期一会

江越 正敏

現在の仕事についた経緯

父が栄養学の教授ということもあり、もともと食育やボディメイクへの興味はありました。
学生時代は基礎研究を行いながら研究者を目指していたのですが、ただ研究に終始するのではなく、その研究を新しいサービスに活かしたクリニックができれば社会貢献にも繋がるのではないかと思い、開業を決意しました。
そこで競合分析を行ったところ、世の中には「痩せたい」「体型を変えたい」というニーズが非常に多いにも関わらず、痩身医療に特化したクリニックはほぼないことがわかりました。
それならば私自身の過去のダイエット経験や医療の知見などを掛け合わせたクリニックを作ろうと、幣院をスタートさせた次第です。
「ファイヤークリニック」という名前は、そのまま「fire(火)」が由来になっており、どなたでも直感的に脂肪が燃焼されるようなイメージが浮かぶようにと名づけました。

仕事へのこだわりと目標

患者様1人1人に対するきめ細やかなサービスを常に追求しています。
医療業界では、たとえば私が経験した精神科ならば体は診ない、心臓科なら心臓以外の臓器は診ないという風に、専門分野外のことはあまり携わらないことが常とされています。
しかし、やはり1人の患者様と真正面から相対し、本気で求められているサービスを提供しようと思えば、多課目に渡る知識が必要になるというのが私の考えです。現に、ダイエットをしても効果が出づらい方のケースとして、精神科で処方される薬を服用されていることが多々あります。
ですから、幣院では半年ほど前に「ともしびクリニック」という夜間の精神科を立ち上げ、メンタルの治療を行いつつ、ダイエットを視野に入れた減薬を行ったり、美容施術を行なったりというサービスを提供しています。
今後も患者様の理想にコミットできるクリニックとして、常に勉強は続けていくつもりです。

目標としては、「理想の体型を実現する」という理念に従って、今後はより幅広いニーズにお応えできるよう、さまざまなメニューを追加していきたいと考えています。
直近では脂肪吸引や豊胸を検討しており、今現在は大手美容外科から優秀な先生を講師としてお呼びし、私自身も一緒に勉強させて頂いている段階です。
また、医療という専門性を生かして、外科的な手術も取れ入れていきたいですね。ゆくゆくは、臨床に落とし込めるようなサービスをどんどん開発できる研究所の設立を視野に入れています。
これはもともと私が研究者志望だったということもありますが、やはり社会的に価値あるものというのは、人々の困りごとを解決できるもの、かつ従来にはなかったサービスやプロダクツのことだと思います。
そういったものを生み出していくには、やはり、もの作りをしたい方だったり、研究の道を進みたい方だったりの力が必要になってきます。幣院では、研究設備や待遇なども含め、スタッフが本当に自分の得意な分野で活躍できるような環境を整えていますので、ぜひ興味のある方はお気軽にご連絡ください。

若者へのメッセージ

たとえば今現在医学部に在籍していて、これから医師を目指される方であれば、医師という資格がなくても生きていけるような、サブスペシャリティを持った方がいいと思います。
私の場合で言うと、学生時代にアフィリエイターとしてコツコツ取り組んでいた過去があるため、開業に関するWebマーケティングに関してはスピーディーに学ぶことができました。自由診療のクリニックとして都内の競合と競り合いながらも、今なお経営ができているのは、その経験のおかげかもしれません。
ですから、何か自分の実現したいことがある方は、10代から20代前半の時期に、医師以外の得意分野も持てると強いと思いますよ。
それは医療経営を目指すドクターの方であっても同様です。
今は医師としての能力だけでは戦っていけない時代になっているので、医師+マーケティングや医師+財務、医師+人事的能力など、別のスペシャリティを持っておくと、経営面においても楽になると思います。
あとは「これ」と決めたら、とにかくコツコツとやり続けることですね。