株式会社ハイネット 代表取締役

伴仲道憲

Michinori Bannaka

一生懸命

伴仲道憲

現在の仕事についた経緯

弊社は1960年創業で、ウィッグ業界では非常に古い歴史を持つ企業です。
私は1982年に株式会社アデランスへ入社し、38年間同社で勤務しました。
2016年に弊社ハイネットがアデランスグループの傘下に入り、私は子会社に出向という形で、2019年3月に弊社の代表に就任しました。

仕事へのこだわりと目標

弊社のミッションは女性の綺麗のお手伝いをさせて頂くことですので、まずウィッグの品質にはこだわりを持っています。人工の毛髪をメインにして、不自然さのない加工を施し、洗ってもすぐ元通りになるような再現性の高さ、手入れの簡単さも追及しています。
また、50歳以上の女性を対象とした『ハイネット』とは別に、若い女性を対象にした『NAVANA』というラインも取り揃えています。
髪はいわば顔の額縁で、ヘアスタイルが少し変わるだけでお顔全体の雰囲気が変わるものです。
弊社では世代を問わず、おしゃれのアイテムとしてウィッグを気軽にご利用頂けるよう、社員全員がクレドを共有して接客にあたっています。
また経営においては、弊社の造語で「ECSR経営」を大切にしています。
ECSRとは、“ES = Employee Satisfaction(従業員満足度)”、“CS =Customer Satisfaction(顧客満足度)”、“CSR = Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)”の3語から成る言葉で、つまりお客様だけでなくお取引様や従業員など、皆がWin-Winとなるような三方よしの経営を徹底することです。

弊社はウィッグ業界で初のオンライン接客を導入した会社です。これにより、ご来店頂かなくとも、実際に商品を見て頂いたり、お好みを確認しながら購入して頂いたりできるようになりました。
また購入後のメンテナンスや、付け方のアドバイスといったアフターフォローも気軽に行えるようになりましたので、今後はこの仕組みを実店舗やECと融合させ、オムニチャネルの強化を図りたいと思っています。
また弊社の課題の1つとして、メインターゲットとなる年齢層から下の世代のお客様にもサービスをリレーションする、というものがあります。
今後デジタル戦略を活用することで、お客様がお子様・お孫様の世代と一緒に弊社をご利用頂いたり、おしゃれの共有をして頂いたりできるようになるのではと期待しています。
まだまだ不安定な時勢ではありますが、お客様からより気軽にご相談頂ける企業として進化を続け、CS(顧客満足度)、ES(従業員満足度)が最も高い会社を目指していきたいと思います。

若者へのメッセージ

昨今の社会情勢や自然災害を見ていると、非常に変化の激しい時代になったと感じます。
これから社会に出られる皆さんにおいてはまず1つ、今後も多様な出来事が起こりうるということを、覚悟されるべきです。
そしてこのような時代だからこそ、自分はどう生きるのか、何がしたいのかといったことを自身で決めて、実現していってほしいと思います。
もちろん途中で方向修正をしても良いですし、違う方向へ行っても構いません。
ただ自分の決めた方向へ向かっているという実感が、人生の充実感、ひいては成功にも繋がるのではないかという気がします。
今は選択肢も膨大にあり、迷われることも多いかと思いますが、ぜひそこは翻弄されずに、自身の道を決めて頑張ってもらいたいなと思います。