有限会社オカザキ食品 代表取締役社長

朝比奈慶一

Keichi Asahina

敬天愛人

朝比奈慶一

略歴

九州産業大学大学院 工学研究科 建築学修了。
都市計画コンサルティング会社に入社。
IT会社設立・廃業。
IT・物販会社に入社。グループ企業がスポーツ用品メーカー会社を買収し経営に携わる。
出身地福岡県の総合人材サービス会社に入社。
その後、宮崎市中央卸売市場での食肉卸・販売を行う有限会社オカザキ食品への入社を経て、2014年2月に代表取締役就任。販路拡大のため2014年6月に株式会社JK.MARTを設立、代表取締役就任。
2021年1月、特定食肉製品製造業を取得・工場新設し、食肉加工品の開発製造、OEMと宮崎県の生産者と消費者を直接つなぐ流通を行っている。

現在の仕事についた経緯

出身地福岡県に戻り長男として家を継ぐ予定でしたが、妻の家業(現 有限会社オカザキ食品)の経営再建の為に宮崎県に移住しました。

仕事へのこだわり

20代から40代と営業職に携わり、お客様のお困りこと、課題解決を使命として来ました。だから、会社組織内では、上司の指示に従わず、お客様の課題解決の為、新たに「創造する」ことで仕事を作ってきました。既成概念に囚われずというより、人と同じように仕事をすることが嫌だったこと、仕事は自分で創り出すことが信念です。
現代、物・サービスは溢れ、また先行きの見えない経済で経営者は、苦境に立ち何をすればよいのか?お考えだと思います。私は中小企業経営者として、今こそが真の事業が試される時だと思っております。
「苦難福門」が心情で、ピンチこそチャンス、チャレンジする時だと感じます。社会経済が大きく変化しているそこには、必ず、中小企業が入り込める隙間市場と新たな市場が創出されるからです。それには今の現実から目を逸らさず受け入れた時点でしか、創造は出来ないのです。
会社は農業の畜産業に携わっております。正直、今まで食べることは、お金があれば解決出来ると思っていました。この仕事に関わり、農畜産物の生産の高い宮崎県に定住したことで、先ずは当たり前と思っていた自然に対する感謝、その自然を敬い汗だくになり農畜産物を生産する農家さんへの感謝、それと当社で働いて頂いてる従業員さんへの感謝が今の自分を動かす原動力となり、食べることで都市と地方を結びたい、商品だけをお届けするのでなく、自然、生産者、従業員の思いをお届けし、都市の方に、私が思う気持ちを共有出来ることが、これからの日本経済を支える一助になればと思っております。
政府も地方創生を掲げておりますが、その手段や手法より、大切なことは都市と地方が今までのようにけん制した関係でなく、都市の人が生産者の作業着姿で泥まみれになり汗をかいているがかっこいい、地方の人は都市の方の消費を感謝する互いの心の補完関係ができれば幸せな世の中になると信じ、私は、そのつなぎ役、黒子としてお役に立てることを願っております。

若者へのメッセージ

未来は暗いと希望を持てない方が多いのではないでしょうか?そんなことはありません。未来は確実に希望しかありません。今は反対にチャンスの時期です。変化があれば何かがなくなり、何かが生まれます。転換期の時代です。その大きくは、自然や人間を敬愛尊敬することにより、素晴らしい変体が企業に起こってきます。
変体とは、さなぎが成虫の蝶になる様子です。同じものとは姿が全く変わることです。今の若い方にはその順応性が私ら中年より数倍あります。自然に素直に、人を大切に思う心とそれを実行する行動が最も必要です。
だから、思ったらチャレンジして行動してください。私は30才で会社を廃業し残ったのは借金でした。でも、一番大切なものが残りました。そんな時に支えてくれた両親、友達の思いやりです。チャレンジする人には、応援する人が集まります。
一つ大切なことは、応援されるには「利他」が前提です。人の為、世の為と考えると、誰でも素晴らしい「創造」が事業に成し得る時代が現代です。是非、思ったら行動してください。そしてわがままに自分の生き方を生きてほしいと思います。