株式会社茨城荷役運輸 代表取締役

雨谷一宇

Kazutaka Amagai

人と同じ努力は、努力といえない

雨谷一宇

現在の仕事についた経緯

私の社会人としてのスタートは、農協の下請けのような仕事から始まりました。
21歳の時、そこから独立した人についていくかたちで弊社を設立しています。その理由は当時、私が若かったため、遊ぶ時間が欲しかったからということも正直あります(笑)。トラック運転手の仕事とは、繁忙期はすごく忙しいのですが、それ以外の時期は余裕が生まれます。そんな生活でも、同世代の若者と比較すると破格の給与を稼ぐことができました。
しかし、やがて会社を大きくしようとすると、そうは言っていられなくなります。弊社は現在8期目となっていますが、その間に社員の社会保険や年間を通した仕事を確保するために、さらに邁進していかなければいけないと痛感しているところです。

仕事へのこだわりと目標

私が仕事をする上で大事にしているのが、「約束の実行」です。とにかく依頼された物をお客様のもとへお届けする信用を、100パーセントにしたいと思っているのです。
また弊社の社是は「貢献」です。我々が扱っているものは半ば公共物ですので、仕事がそのまま社会貢献になるくらいでないといけません。私はここまで、地元の仲間に助けられたからこそ、今日までたどり着くことができました。ですから地元の雇用安定や経済促進に少しでもお役に立てる会社づくりをしていきたいと考えております。

今後の目標として、弊社を地域でいちばんの成長企業にすることを目指しております。そのための課題として、ドライバーの不足が挙げられます。そのために若者や女性を教育していくことが重要ではないでしょうか。弊社社員の平均年齢は、非常に若いです。また弊社には女性ドライバーも多いことから、若者や女性が集まる会社になっています。だからこそ弊社の使命は、若者やシングルマザーの女性などをしっかりと教育し、充分な戦力とした上で、彼らの生活を保障することとなります。

若者へのメッセージ

前述したように弊社では、若者と女性の社会進出を大いに応援してきました。
現在はコロナ禍の只中にあり、若者や女性の就職難、経済苦といったニュースが事欠きません。ですが弊社には、幸せな生活を守るために毎日を懸命に生きる若者や女性が大勢います。どうか若い方には、ネガティブな情報に怯えないでいてほしい。そして何もしないでいるよりも、思い切って社会で活躍するようがんばってみてほしいと思います。私自身もなにも持たない状態から、21歳で起業し、7年ほどでここまで来られたのですから。