株式会社アクセント代表取締役

阿川 道仁

Michihito Agawa

迷った時は動く

阿川 道仁

略歴

都立白鷗高校を卒業後、アン・ミュージックスクールに入学。
その後、家業(手芸店)の手伝いをしながら、アパレルブランド「Artigiana」を立ち上げ、手編み・機会編みのニット製品製造・販売や編み物講師を務める。
1993年より叔父の会社のインターネット事業立ち上げを5年ほど手伝い、1998年有限会社アクセントを設立し独立。2003年株式会社アクセントに組織変更。現在に至る。

現在の仕事についた経緯

ニットの業界にいたときは、Macでデザインをしたり、Excelで行程や材料の管理をしていました。
そんな時、叔父の会社から「インターネット事業を始めるので手伝って欲しい」と声をかけられました。
当時は「インターネットって何?」という時代でしたが、これからはこの世界が伸びると確信し、インターネットの世界に飛び込みました。
その会社を5年ほど、手伝ったのですが、インターネット事業から撤退することになり、ホームページ制作部門を引き継ぎ独立しました。
もともと、誰かの下で働くのも、スーツを着てノルマに追われるのも嫌で、いつかは独立したいと考えていたので渡りに船でした。

仕事へのこだわり

私達の業務の大きな柱がWebサイトの制作です。
そしてそのサイトがお客様が期待した以上の結果を出す事を目指します。
「素晴らしいホームページができた!」「売上が上がった!」「今まで無かった分野からの引き合いがきた!」など喜んでいただきたいです。
そう、仕事の基本は「お客様を喜ばせる」事だと思います。
ただ、ちょっと油断すると、目先の利益に目が向いてしまいます。
例えばこんな事がありました。
どのようなホームページにしようか、お客様の要望を聞いて、A案、B案を提案しました。お客様は検討し、それぞれ、良い点も悪い点もあり、100%満足ではないけれど、B案を選択しました。
ここで、お客様のB案を選択すれば話は早いです。
お客様の決定なのでB案で構わないのです。
ところがお客様が100%満足するC案を思いついたらどうでしょう?
折角きまりかけた事を白紙にして、新たにC案を提案すれば時間もかかるし、締め切りもあります。
ここで目先の利益を求めるならB案です。
しかし、お客様に喜んでいただくにはC案だと思います。
こうした時に目先の利益を求めていたら、今の当社は無かったと思います。
お客様に喜んでいただいてこそ、お付き合いも続いて行くと思います。
そして、それが私達の喜びでもあります。
もちろん、ビジネスなので、売上や効率が大事ですが、あくまでもそれらは後から付いてくるもの。
売上、効率、そして自分達の喜びが先であってはいけないと思っています。
順序が大切です。
「喜ばせたい」、そして「喜びたい」です。

若者へのメッセージ

若者に限定した事ではないですが、とにかく未経験の事を沢山経験する事が大事だと思います。
行った事のない国に行ってみる。今までやった事が無かった趣味やスポーツにトライしてみる。もちろん、こういう事が沢山できると良いですが、もっと簡単な事でも構いません。
今まで通った事の無い道で帰ってみる。今まで入った事の無い店で昼ご飯を食べる。
こんな簡単な事でも構いません。むしろ、簡単な事を日常的に行う事が大事だと思います。
経験した事(通った事のある道、入った事のある店)の方が、リスクも少なく、精神的にも楽です。しかし未経験の事を重ねて行くと、どんどん自分の世界が広がります。これが大きなプラスになると思います。