有限会社アスネットコーポレーション 代表取締役

吾辺隼宙

Toshihiro Abe

主客一体

吾辺隼宙

略歴

某大手自動車メーカーに入社。エンジニアやメカニックを経験。
退社後、有限会社アスネットコーポレーションを設立。様々な事業を経て、パソコン教室ディードットステーションの展開を中心に、教育・福祉関連などを展開。現在に至る。

現在の仕事についた経緯

元々、親が自営業をしていたこともあり、将来的には漠然と経営者になりたいという思いがありました。いろいろな事業を考えましたが、世の中でパソコンの普及が始まった時に、私が通いたいと思う教室がなかったのがきっかけです。それであれば・・・ということで、ビジネス的な側面(仕入れ・在庫を持たない)と地域密着型の仕事ということで、ディードットステーションをオープンする流れとなりました。

仕事へのこだわり

私自身、「事業を導くのは人しかいない」と思っております。
例えば、どんなにモノを発明したとしても、そのモノを誰かに提案する・事業として販売する・製造するなど、人と人を介さなければ、事業として成立しません。それこそ自己満足で終わってしまうと思います。だからこそ、「主客一体」という考え方を大事にしております。主客一体とは、自己満足のサービスではなく、相手が本当に何を求めているか考え抜いて、提案をすることです。
例えば、私がケーキを買いに行ったとして、ショートケーキを買いたいと思っていたとします。一方でケーキ屋さんは、渾身のモンブランを作れたので、私の要望を聞かず、モンブランを推してきたとします。ここで終わったら、おそらく私は良い気持ちにはならないと思います。
あくまでも例えですが、自己満足ではなく、お客様・従業員同士・業者様など、関わる方々に対して、この主客一体の考え方を持って、仕事をするようにしています。

若者へのメッセージ

働き方改革など、今と昔では働く環境・働き方・制度・職種は大きく異なっていると私も感じます。
ITが進んだ、AI化など世の中は確かに便利になったと感じる一方で、求められる速さ・レベルはどんどん上がっているとも思います。
ただし、根本として変わらないのは、「誰かの為になる仕事かどうか」という点だと思います。
悩んだときなど、誰かの役に立てるかどうかを真剣に考えれば、将来どんな働き方になったとしても、「その人の存在価値」を発揮することに繋がると思うので、多様な時代だからこそ、人のコミュニティを築くことを忘れないでほしいと思います。