株式会社MIMC 開発者 兼 代表取締役
北島寿
Kotobuki Kitajima
略歴
1971年生まれ。 100%ナチュラルのミネラルコスメ「MiMC(エムアイエムシー)開発者 兼 代表取締役 東北大学大学院理学研究科博士課程前期修了。自然派化粧品会社に勤めた後、2001年に アメリカ西海岸に渡り、オーガニック化粧品や先進的美容医療のマーケティングを学ぶ。 2007年に「MiMC」を設立。2児の母。2017年に美容本「クレンジングをやめたら肌がきれいになった」(文藝春秋)を発刊。
現在の仕事についた経緯
化学者になることを希望していましたが、大学院時代の研究生活により化学物質過敏症とアトピー性皮膚炎を発症し、研究者になることを諦めました。
肌がぼろぼろになる辛さを身をもって体験したことから、同じ辛い思いをしている女性の役に立ちたいと、化粧品の分野に進む道を選択しました。
当時の職場は自然派化粧品メーカーで、同僚にヨガや酵素を勧められ、片っ端から試してみるようになり、自分自身を実験台にしたマクロビオティック生活や、断食道場へファスティングをしに行ったりと、オーガニックライフを突き詰めてきました。
20代後半になり、自分が目指す化粧品を広めるためには起業するしかないと考え、渡米。
お洒落で発色の良いオーガニックコスメを日本で販売しようと計画しましたが、いざ渡米すると、市場規模は大きいものの日本人に合う色味の製品がないことに気づき、自分でイチから作ることを決意しました。使うことで美しい肌へと導き、女性たちに自信と輝きを与える化粧品をつくりたいと、研究を重ね、2007年に誕生したのが、MiMC(エムアイエムシー)というブランドです。
肌がぼろぼろになる辛さを身をもって体験したことから、同じ辛い思いをしている女性の役に立ちたいと、化粧品の分野に進む道を選択しました。
当時の職場は自然派化粧品メーカーで、同僚にヨガや酵素を勧められ、片っ端から試してみるようになり、自分自身を実験台にしたマクロビオティック生活や、断食道場へファスティングをしに行ったりと、オーガニックライフを突き詰めてきました。
20代後半になり、自分が目指す化粧品を広めるためには起業するしかないと考え、渡米。
お洒落で発色の良いオーガニックコスメを日本で販売しようと計画しましたが、いざ渡米すると、市場規模は大きいものの日本人に合う色味の製品がないことに気づき、自分でイチから作ることを決意しました。使うことで美しい肌へと導き、女性たちに自信と輝きを与える化粧品をつくりたいと、研究を重ね、2007年に誕生したのが、MiMC(エムアイエムシー)というブランドです。
仕事へのこだわり
私にとって仕事は、自分を表現する場所です。
と同時に、自分のためだけではなく、「誰かの寿」「社会での寿」でないと、やり続けられないのが仕事です。
論文や文献を読み、考えの方向性や仮説を先生や先輩達とブレインストーミングして、理論構築してから実験をする、結果を検証するという、「THE・理系」の生き方しかしたことがありませんでしたので、社会人になったら、考える前に「なんでもやる」。とにかく、「行動する」。やりながら考えて、アウトプットするの繰り返しでした。
起業も、起業の仕方を「学んで」からではなく、化粧品製造のために、「会社設立」しなければいけないデッドラインが先にあり、City hallに行き、SOS(Secretary of State office)の方に助けられ、無事に会社設立、Business license取得をしてから、2007年、ブランドを無事にローンチできました。
ビジネスがスタートしてから、3年。ビジネスの成長と伴に、日本に「株式会社」を設立しなければいけなくなった際には、またまた、日本での起業は初めて。米国法人とは、これまた全く違います。「学んで」からではなく、色々な方々に助けられながら、「学びながら」2009年に日本法人を設立しました。
2019年、起業から12年増収増益、現在150店舗でのお取り扱いブランドとなりましたが、日々「初めて」、そして「学んで」ばかりの日々です。
と同時に、自分のためだけではなく、「誰かの寿」「社会での寿」でないと、やり続けられないのが仕事です。
論文や文献を読み、考えの方向性や仮説を先生や先輩達とブレインストーミングして、理論構築してから実験をする、結果を検証するという、「THE・理系」の生き方しかしたことがありませんでしたので、社会人になったら、考える前に「なんでもやる」。とにかく、「行動する」。やりながら考えて、アウトプットするの繰り返しでした。
起業も、起業の仕方を「学んで」からではなく、化粧品製造のために、「会社設立」しなければいけないデッドラインが先にあり、City hallに行き、SOS(Secretary of State office)の方に助けられ、無事に会社設立、Business license取得をしてから、2007年、ブランドを無事にローンチできました。
ビジネスがスタートしてから、3年。ビジネスの成長と伴に、日本に「株式会社」を設立しなければいけなくなった際には、またまた、日本での起業は初めて。米国法人とは、これまた全く違います。「学んで」からではなく、色々な方々に助けられながら、「学びながら」2009年に日本法人を設立しました。
2019年、起業から12年増収増益、現在150店舗でのお取り扱いブランドとなりましたが、日々「初めて」、そして「学んで」ばかりの日々です。
若者へのメッセージ
心から望んだこと、必死にやったことでも、叶わないことがあるかもしれません。
私もある意味、自分が志した道からは挫折していると言えるかもしれません。
でも、無駄なことは何一つない。
何でも真剣に取り組み、行動することで、見えてくることがあって、
その時があったから、今があると心から思える日がくると思います。
「失敗がない人生が失敗」「失敗ではなく、経験」
「失敗ではなく、効果のない手法を1万回発見しただけ」
「失敗はもう一度最初から始める切っ掛けにすぎない」
「成功を祝うよりも失敗から学ぶ方が重要」
多くの偉人が「失敗」や「出口のない壁」に対する言葉を残しています。
失敗と思うのか、経験と思うのか、新しい道の発見と思うのか、
「自分の心の持ち方」「捉え方」だと思います。
私もある意味、自分が志した道からは挫折していると言えるかもしれません。
でも、無駄なことは何一つない。
何でも真剣に取り組み、行動することで、見えてくることがあって、
その時があったから、今があると心から思える日がくると思います。
「失敗がない人生が失敗」「失敗ではなく、経験」
「失敗ではなく、効果のない手法を1万回発見しただけ」
「失敗はもう一度最初から始める切っ掛けにすぎない」
「成功を祝うよりも失敗から学ぶ方が重要」
多くの偉人が「失敗」や「出口のない壁」に対する言葉を残しています。
失敗と思うのか、経験と思うのか、新しい道の発見と思うのか、
「自分の心の持ち方」「捉え方」だと思います。