株式会社BIBI代表
本多利春
Toshiharu Honda
現在の仕事についた経緯
建設業をしていたとき、重機に乗った状態で斜面から転げ落ちるという大きな事故に遭い、生死を彷徨いました。3ヶ月の絶対安静と言われ、ベッドから動けなかったとき、私1人の体を何人もの看護士さんによってベッドから移動してくれたことや、トイレのお世話をしてくれたことを経験し、もっと楽な介護方法はないだろうか?と思ったことがきっかけで、介護用品に関する開発を行っています。
仕事へのこだわり
世の中のニーズを考えて、多くの人に役立つ商品は作れないかを常に考えています。業界初のベッド中央部がそのまま車椅子に変形する介護用ベッド「希望(のぞみ)」は、介護する方快適さだけではなく、寝たきりの方が床ずれしないような工夫も施しています。コロナ禍で介護人材不足が懸念されていますが、このベッドであれば、従来1人の患者様を3人がかりで移動していたことが、1人でボタン一つで体位変換や移動が可能です。車椅子変形型ベッドが普及することによって、介護が楽になり、介護職=大変という認識を変えるベッドでもあると思っています。昔からそうですが、思いついたことはまずやってみる性格です。目標が決まれば、まっすぐ取り組み、試行錯誤を繰り返しながら開発していくスタイルを築いてきました。最近では、「介護はもっと快適にできる」と目標に、コロナ禍における介護問題や医療問題を解決できるような商品開発を行っていければと思っています。