合同会社YuMK最高経営責任者
福田正義
Masayoshi Fukuda略歴
2005年オーバーチュア株式会社(買収により後ヤフー株式会社)入社。デジタルマーケティングのコンサルティング部門の立上げや教育に携わるうちに、マーケター教育の重要性に目覚める。2013年株式会社オモロワークスを創業、各社のマーケティングコンサルティングを行う。そして「マーケターのプラットフォーマーになる」という理念の基、2017年合同会社YuMK創業。2018年、株式会社オモロワークスの株式を全取得したマーベリック株式会社の執行役員に就任。2019年には、合同会社YuMKよりマーケティングスクール『merc Education』を開校し、マーケターの育成や機会の創出に励む。
現在の仕事についた経緯
広告を打つことがマーケティングではないし、販促活動を行うことだけがマーケティングでもありません。ただ、目の前にある「売上をつくらなければならない」というプレッシャーに直面すると、どうしても小手先の施策に注力せざるを得ないという状況が生まれてしまうのも事実。15年間マーケティングの現場で仕事をしていく中で事業者、代理店の方々が試行錯誤し、苦しみながらマーケティングの課題を乗り越えようとしている様子を見るなかで、自分がこれまで培ってきたマーケティングのノウハウを多くの人に伝えることで、現在マーケティング業務に従事している方々を支援できないかなと考えたのがこの事業を起こしたきっかけです。
場当たり的ではなく、長く多くの人に愛される強いブランドを作りながら販促の成功体験を一緒に作っていきたいと考えています。
場当たり的ではなく、長く多くの人に愛される強いブランドを作りながら販促の成功体験を一緒に作っていきたいと考えています。
仕事へのこだわり
とにかく本や先人の知恵から学び、それを実践することを心がけています。というのも、学んだ知識は実践を伴って初めて身になるからです。常に学んだことは実践し、行動に移すと決めています。
マーケティングは実学(実践学問)であると生徒にも教えています。そもそも体系だった理論というのは、実践を通して得られた知見や失敗を通して体系化され、同じ失敗をしないようにあるいは同じように成功するための「再現性」を持たすためにまとめ上げられます。
論文も本も、どれもが全ては過去の先人が積み上げた実践を体系化したものとして理論としてまとめ上げられているので、書いてあることを実践すれば、(ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが)だいたいうまくいくと思っています。なので、困ったらすぐに本屋に行き本を読み漁っては、1分後には書いてあったことを取り入れて実践するということをこの15年間繰り返してきました。
壁に直面したときは、RPGゲームの攻略本を読むかのごとく「本屋に行き先人の知恵を読み漁り、難題を攻略」してきました。この工程が苦行ではなく楽しいゲームのように思えてたのは、仕事と遊びの境目は無いという感覚があるからかもしれません。15年間仕事をしてきていますが、自分にとっては仕事をしているという感覚は余りありませんので。
人から強いられてする仕事もあるでしょうが、その中でも言われたことだけをやるのではなく、その仕事を面白くしたり「ちょっとこういう風にしてみたらもっと面白くなるのでは」という遊びを入れていく積み重ねが能動的な姿勢を生み出していき、その積み上げが自分のキャリアを前進させてくれるものと考えています。同じ仕事をアサインされるにしても受動的な考えでタスクにあたるのと、能動的にタスクに従事するのとでは全く感じ方が違います。これまでの仕事人生を振り返っても圧倒的に「誰かからお願いされるタスク」のほうが多かったですが、そういったタスクに+αの要素を見つけ出すことが人との違いを生み出すことになります。
マーケティングは実学(実践学問)であると生徒にも教えています。そもそも体系だった理論というのは、実践を通して得られた知見や失敗を通して体系化され、同じ失敗をしないようにあるいは同じように成功するための「再現性」を持たすためにまとめ上げられます。
論文も本も、どれもが全ては過去の先人が積み上げた実践を体系化したものとして理論としてまとめ上げられているので、書いてあることを実践すれば、(ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが)だいたいうまくいくと思っています。なので、困ったらすぐに本屋に行き本を読み漁っては、1分後には書いてあったことを取り入れて実践するということをこの15年間繰り返してきました。
壁に直面したときは、RPGゲームの攻略本を読むかのごとく「本屋に行き先人の知恵を読み漁り、難題を攻略」してきました。この工程が苦行ではなく楽しいゲームのように思えてたのは、仕事と遊びの境目は無いという感覚があるからかもしれません。15年間仕事をしてきていますが、自分にとっては仕事をしているという感覚は余りありませんので。
人から強いられてする仕事もあるでしょうが、その中でも言われたことだけをやるのではなく、その仕事を面白くしたり「ちょっとこういう風にしてみたらもっと面白くなるのでは」という遊びを入れていく積み重ねが能動的な姿勢を生み出していき、その積み上げが自分のキャリアを前進させてくれるものと考えています。同じ仕事をアサインされるにしても受動的な考えでタスクにあたるのと、能動的にタスクに従事するのとでは全く感じ方が違います。これまでの仕事人生を振り返っても圧倒的に「誰かからお願いされるタスク」のほうが多かったですが、そういったタスクに+αの要素を見つけ出すことが人との違いを生み出すことになります。
若者へのメッセージ
マーケティングの業界に長く身を置き、多くのマーケターと呼ばれている人とお会いしてきました。マーケティングで成果を出してきた人は、場当たり的な施策や手法ではなく人間心理に深い理解を得ながら意思決定や施策の決定を行っているのを見てきました。「いかにユーザーと同じ体験、経験、感じ方を自分の脳内で再生できるか」にチャレンジすることで、多様な物事の見方ができるようになり、マーケティング以外でもその視野の広さを活かして活躍することができるようになります。
マーケティングとは単にモノを売ったり、作ったりする技術だけではなく、多面的にモノを見るための思考の技術です。自分と全くちがう畑で生きてきた人とご飯を食べるとか、新しいものは何でも経験してみるとか、いろんな場所に行ってみるとか体験をたくさん積むことで、多面的な“マーケティング思考”を手に入れることができます。
マーケティング思考はマーケターはもちろんのこと、マーケティング職以外のかたにこそ一度触れていただきたいと思っています。ご興味がある方はぜひマーケティングについて学んでいただき、人がモノを選択する心理プロセスの面白さに触れていただければ幸いです。
マーケティングとは単にモノを売ったり、作ったりする技術だけではなく、多面的にモノを見るための思考の技術です。自分と全くちがう畑で生きてきた人とご飯を食べるとか、新しいものは何でも経験してみるとか、いろんな場所に行ってみるとか体験をたくさん積むことで、多面的な“マーケティング思考”を手に入れることができます。
マーケティング思考はマーケターはもちろんのこと、マーケティング職以外のかたにこそ一度触れていただきたいと思っています。ご興味がある方はぜひマーケティングについて学んでいただき、人がモノを選択する心理プロセスの面白さに触れていただければ幸いです。