ベスティングループ株式会社 代表取締役

齋藤 良治

Yoshiharu Saito

冬来たりなば春遠からじ

齋藤 良治

現在の仕事についた経緯

大学卒業後は、外資系の大手医療機器・医薬品メーカー、世界的なCRO企業にて33年間勤務し、医療機器・診断薬・医薬品の主にマーケティング戦略および新規事業開発などに従事しました。
営業統括部では、支店長を含め営業の生産性向上を目的としたノウハウやデータ分析による利益額の向上の指導にもあたっていました。
その後、医療機器分野への新規参入を計画していた大手国内部品メーカーより事業推進部長を拝命し、ゼロベースから事業リノベーションに取り組み、全国主要17社との独占的・包括販売契約を1~2年で締結する等、国内外の事業基盤の構築に貢献。行政の仕事にも携わり、中小企業の事業支援や医療機器・医薬品の開発から販売までを支援しています。
外資・国内の民間企業および行政という3つの立場を経験した上で感じたことは、日本のメディカル業界には、政策と企業支援の両立が不可欠だということです。
この観点から、行政と企業の事業の両輪が共に回る公正で新たなビジネスモデルを構築すべく、2022年5月にベスティングループ株式会社を設立しました。
社名の由来は「Best in Class」。メディカル業界の支援事業で最高クラスを目指し、全てにおいてベストを尽くすという企業理念を込めました。
また、何が真実なのか答えが定まらない不測の時代において、真の課題の解決にフォーカスし、企業や顧客の成功を積み重ねることで信頼関係を構築する「Truth Builds Trust」に日々取り組んでおります。

仕事へのこだわりと目標

大きくは2つあります。
1つ目は、「For The Team」です。
チームの1人1人が専門家としての自覚を持ち、自分の役割を理解した上で共に目標に向かって、協力して進むことが、最も仕事においてミスがなく、カバーし合えるベストな状態であると捉えています。
そのためには、各自が突出した存在として確立し、他者との連携・支援・賞賛を惜しまないような、ある種の「強さ」「余力」を持ち続けることが肝要ではないかと思います。
2つ目は、「柔よく剛を制す」です。
長年培ってきたDX分析にも通ずる考え方ですが、少ない人数(工程)で最大限の影響力やインパクトを与えられるグループ企業とのバランス経営が弊社のスタイルです。
実際に、社員数を増やすよりも異質のグループ企業を増やし、有機的な連携を図っていくことで、共に切磋琢磨していくようにしています。

今後の目標についても大きく2つあります。
1つ目は、今後ともメディカル業界において行政と企業の両輪支援を継続的に行いながら、事業成功率の向上を図っていくことです。
行政の場合、2~3年の担当交代制がネックとなって非連続的な課題があるため、その点を弊社のような民間企業がカバーしていくことが1つの役割になります。
2つ目は、まずは、売上1000万程度のグループ企業を10社発掘・育成することです。
希望がなければ連結も行わず、しかし税務などのリソースはリモート会議を通じて、共有・管理することで、コスト面を抑えつつも各社が本業に集中しやすい体制を整え、利益率を最大化できるような方法を取っていきたいと考えています。

若者へのメッセージ

集中して絶えず前に進んで頂きたいと思います。
日々さまざまなことが起こりますが、1つ言えることは「乗り越えられない試練は与えられない」ということです。必ず乗り越えられると信じ続けて実行していくことが大切です。
どうしても乗り越えるための方法が見つけられないときは、早目に寝て、翌朝にその糸口となるものを1つ決断して実行してみてください。
1度で解決に至らなくても、見えなかった世界が広がっていくと思います。
その繰り返しによって絶えず前進すれば、いつか後ろを振り返ったときに、あなたの道ができているはずです。道は前ではなく、方向を正しく選択し続けることで、後ろにきっと素晴らしいシュプールが出来ていることでしょう。