株式会社ナルトシザー 代表取締役社長

長谷川 敏雄

Toshio Hasegawa

Imagine the best one.

長谷川 敏雄

現在の仕事についた経緯

前職が貿易関係の仕事をしていまして、次の仕事はメーカー営業を探しておりまして、たまたまこの会社に採用されたということです。
この会社は私が3代目の社長ですが、姻戚ではありません。一営業社員だったのですが、たまたま営業成績が良くて、入社して1年、2年目に営業次長になりました。5年目ぐらいに、東京営業所がその当時あったのですが、東京支店の支店長になり、その後、東京と大阪にあった営業部の統括の部長になりました。営業部長をしている頃、前任の社長にちょっとトラブルが発生しました。急遽、株主総会の前日に、大株主から呼び出しを受けて、その前の晩に「明日株主総会に、ちょっと臨席してもらう」と。とりあえずは、「次の社長はあなたがやってくれ」と前の日に言われました。予期せぬ本当ハプニングでした。それが17年前の話です。

仕事へのこだわりと目標

営業の世界ですから、要するに売り上げです。
具体的に言えば、当社はハサミのメーカーですから理容師さん美容師さんにハサミをご注文いただくことが、営業の仕事であり、また代理店さんにも、当社の商品を気に入っていただいてより、その売り上げが上がることが、営業としての役割です。そのときに思ってやったことは、まずは逆にお客さんやその代理店さんの方から、何か営業らしくないねとか言われました。要するに口下手なんですよ。なので、お客さんの思いを聞くことを優先的に考え、商品も売るのではなくて、買っていただくことに集中してということが、その当時私が営業としている頃のスタンスでした。

会社を経営する上では、今現在一番大切にしていることは、インターネットがこれだけ普及していますので、ネット上でいろいろな情報を得て、またこちらからも情報発信する。それが、今とっても大切だと思っています。それによって新しい商品も開発でき、既存商品の改良もでき、会社のスタンスも修正できる、あるいは確認できるというところだと思いますね。

「刃物をやりませんか」というお誘いありましたが、ぶれることなく、髪の毛を切る美容師さん理容師さんが使うハサミだけを今後もメーカーとして提供していくことです。
そして市場は今、国内の市場が当社のシェアの中の9割ありますが、海外市場を見据えて、特にアジア東南アジアの人たちにこの性能の良いハサミを提供していくという目標で、世界市場を拡大していきたいと思っています。

若者へのメッセージ

コロナ渦であまり交流できなかった海外との交流が少しずつ始まってきました。私も若い頃に、日本以外の国での生活を経験しました。勉強にしても仕事にしても、経験することは非常に今後の若い人たちの仕事における大きなプラスになると思うし、私もその経験を踏んでいますので、ぜひとも海外に飛び出して、いろんな経験をしていただきたいですね。