株式会社京都大和 代表取締役社長

市村 徹

Tetsu Ichimura

人をつなぐ価値をつくる

市村 徹

現在の仕事についた経緯

弊社は私の父が昭和52年に創業した会社です。
幼い頃から、いずれは自分が家業を継ぐものだという意識はどこかで持っていた気がします。
学校卒業後は、2年間ほどの猶予をもらった後、弊社に入社しました。
父の頃は自宅兼事務所で事業を行っていましたが、私が入社してから従業員数も増え、会社規模も大きくなりました。これは企画デザイン・海外仕入部など、新しい部署が増えたことによるものです。
弊社の変わらぬモットー「常に世の中に必要とされる企業であり続けること」に加え、ものづくりの力、時流に沿った創造力を活かして、今後も邁進していきたいと思います。

仕事へのこだわり

「仕事のための人生じゃない」という考え方を持っています。
仕事は大切ですが、私にとってはあくまで人生を充実させるためのものです。
社員にも同じくあってほしいので、年間休日や福利厚生には気を配っています。
経営者としての考え方は、近江商人の「三方よし」が基本ですね。
「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の考え方を持って、常に世の中に必要とされる存在でありたいと考えています。それは社員に対しても同じで、皆がより良い生活をできることを常に目指しています。
その上で、いかに皆の良い面を引き出し、取りまとめていくかが、経営者としてのやりがいだと思います。

いかに効率的に利益を上げられるかという点に注力しています。
また、現在はノベルティや販促品の企画開発・販売がメインですが、それ以外の商品やサービスにも挑戦し、幅広い面で必要とされる会社を目指したいですね。
そのためには、社員の積極性がより必要になってくると思います。
今の社員達はすごく真面目で良い人が多いのですが、しいて言うなら少し保守的とも取れます。
経営者としては、新事業にも前向きに取り組めるような社内の雰囲気づくりに尽力していくつもりです。

若者へのメッセージ

個性を大事にして、いろいろチャレンジしてほしいですね。
今の若い世代の方は、規律正しいですし、物事の分別がすごくついています。
それだけに「右へ倣え」の風潮が強く「人と一緒だから安心」といった部分があるのではないでしょうか。
ただ個人的には、人とは違う部分に焦点を当てて、挑戦してみるのも良いと思います。
その上で、人への謙虚さを忘れずに進んでいけば、感化される人達がたくさんいると思いますよ。
オリジナリティと、人や社会に貢献する気持ちを合わせ持つ立派な人達が増えて、日本がもっと良い国になることを願っています。