アローサル・テクノロジー株式会社 代表取締役

佐藤拓哉

Takuya Sato

足るを知る

佐藤拓哉

現在の仕事についた経緯

現在、弊社は日本とバングラデシュでアプリ開発とWebシステムの開発の仕事をしています。
元々中学生の頃からパソコンが好きで、高校時代からITによる物作り、起業をしようと思っていました。
そこでまずはエンジニアになろうと情報処理系の仕事に就きました。出身が熊本なのですが、20歳で上京して約4年半会社員として働き、その後独立いたしました。そして、そのままシステムの開発会社を立ち上げました。
しかし、起業した時、騙されてしまい1000万円の借金を負ってしまいました。その時に結婚し、子どもにも恵まれたのですが、夢に進んだにもかかわらず、最初に躓いてしまったのでその時はとても苦しかったのです。ですが、今となっては面白く語れるエピソードとなりました。

仕事へのこだわりと目標

20代前半から中盤はなんでも飛び込んでチャレンジすることを大切にしていました。20代後半になるにしたがって、自分の軸をしっかりと持とうと思いました。現在に至るまで自分の強みや使命感を追求しています。
弊社のスタッフは様々な強みを持っていますが、弱みも皆であぶり出す試みをしています。自己理解の分析サービスや、帝王学が好きなので、生年月日から統計データによる特徴や、先天的・後天的なものを見比べながら自分自身を追求しています。そして、自分の価値とは何か、社会貢献はどのようなことができるのかということをずっと考えながら仕事をしています。

また、弊社では採用面談の最後に必ず聞くことがあります。「あなたは運がいいですか?」と質問し、「運がいい」と答えた方を採用しています。弊社ではミッション経営を大切にしています。目先の売り上げ・利益にとらわれることなく、人々を笑顔や幸せにするために、行動一つひとつがきちんと繋がっているかどうかを重要視しています。

事業という側面で言うと、最近では「バーチャル東京タワー」というVR空間、メタバース空間をリリースしました。もうひとつは地域通貨アプリをリリースいたしました。大きな経済圏ではなく、小さい経済圏を確立し、それがうまく回るような仕組みづくりをしていきたいと思っております。
また、弊社ではドローンの開発も行なっております。ハードウェアが存在した上でソフトウェアが機能しているので、現在はソフトウェアだけでなく、ハードウェアの開発にもチャレンジしております。長期的には、ソフトウェアのエンジニアとハードウェアのエンジニアが弊社にいることになると思います。

若者へのメッセージ

私のテーマは「稼ごう」です。これまで、バングラデシュなどで様々な「助けたい方たち」と出会う中で、力が必要だと感じました。稼ごうと思ったら知識や人などのたくさんのスキルも必要です。今の時代からしたら真逆ですが、改めて「稼ぐ」ことを考えて欲しいと思います。
「稼ぐ」ことにフォーカスすると、それはただの手段であることに気づいたり、様々なことに心動く瞬間があると思うので、それにきちんと向き合って自己理解をしていただきたいです。「使命を持つことは砂漠の中からダイヤモンドを見つけるようなものだ」ということを言われたことがあります。それが見つからなくても大丈夫ですし、それを見つける最中でたくさんの方と出会い様々なことが起こると思いますが、それが人生なので心配することなく、何かに集中して楽しんでいっていただきたいと思います。