志希グループ 代表

夕妃 さおり

Saori Yuhi

どんな時でも、心に花を

夕妃 さおり

略歴

早稲田大学政治経済各部卒業、早稲田大学雄弁会 第115代幹事長(女性初)。
経営コンサルティング会社にて、15年にわたり企業のビジョン・戦略立案を実行をサポート。また、経営幹部を対象としたエグゼクティブコーチング(総勢400名程度※2022年現在)を実施。
その傍ら、キャリア女性を中心に総勢120名を超える婚活女性に対して婚活コーチングを実施。その知見を基に“キャリア女性の協創センター”として「志希グループ」を設立し、キャリア女性向けの結婚相談所「志希倶楽部」を主宰。
コンセプションケア協会理事。

現在の仕事についた経緯

“キャリアとプライベートを両立し、より輝こうと努力する女性の協創センターを創りたい。”
この想いから、「志希グループ」を立ち上げることにいたしました。

男女雇用機会法の制定から約40年が経ちましたが、女性は、キャリアを選ぶか、結婚・子育てを選ぶかの2択を迫られているのが実情です。“多様な働き方”といっても、未だ会社・組織へのコミットの表現型として“長時間労働”や“飲み会の付き合い”等が評価されている組織が大半です。また、早期に結婚・出産をした女性はタレントマネジメントのルートから外れることが殆どです。

この状況を改善することは、キャリア女性の幸せという観点で望まれるのは勿論のこと、日本社会の持続成長という観点でも、非常に重要なテーマであると思っています。次の世代のキャリア女性がより輝くために、今私たちが立ち上がり、怯まず恐れず、しなやかに活動していくことが重要であると考えます。

仕事へのこだわり

現代を生きる私たちは、通常、起きている時間の大半が仕事の時間です。従って、仕事での幸せはほぼ人生の幸せと直結します。
私は、3徹も辞さない仕事量をこなしていた20代のコンサルタント時代の経験から、「自分が楽しいと思う仕事以外、極力しない」をモットーにすることにしました。
では、楽しい仕事とは何か。
それは、自分自身が人生をかけて解決したいテーマとイコールであることです。仕事ですので、勿論苦労やストレスはつきものです。しかし、達成した先にある未来が、自分の人生のテーマを解決するものであるなら、喜びと充実感はひとしおです。その「楽しい」を仕事ではひたすら追求することにしました。

また、もう一つのモットーが「ボランティアで仕事をしない」です。私自身、実はとても人情味あふれる性格なので、困った人を見るとつい無償で手を差し伸べたくなります。過去、何度もそれを繰り返してきました。
しかし、無償でやるサービスは、「感謝」はされても、その人を突き動かすほどのものにはなりません。人は、本当に価値があると感じたものには、相応のお金を払います。従って、「相手に価値をしっかりと伝え、適正な対価を頂く」ことを追求することにしています。

若者へのメッセージ

人生100年時代ですので、(アラフォーですが)自分自身もまだ若者の気持ちでいます。従って、私より若い人へのアドバイスというよりは同志達へのメッセージという気持ちで書かせていただきます。

世の中は、no pain no gainです。リスクを取る人間が、この世を面白くもするし、発展させるもするし、その人自身が精神的にも経済的にも充実した生活を送れることになると思います。ただ、そのリスクを取る人間/取れる人間は必ずしも多くありません。精神面、能力面、環境面と3つ揃っていないと、なかなか難しいと思います。そして、私自身は、常にリスクを取る人間でありたいと思っています。

子供を二人授かり、ともすれば守りに入りがちになるので、意識して挑戦者であろうとしています。そうしなければ、世の中を劇的に良くしていくことに、自分自身がコミットできないからです。

志希グループが目指す、「キャリア女性がキャリアと母親としての幸せを両立する社会の実現」も、様々なハードルがあります。ただ、次の世代のキャリア女性がより輝くために、私たちのような不条理に悩まされることが少しでも無くなるように、今私たちが立ち上がることが肝要であると思います。同じ志の方が少しでも多くなれば幸いです。