合同会社Mandarn 代表

吉川綾子

Ayako Yoshikawa

因果応報・人生短距離走

吉川綾子

略歴

大学入学資格検定取得後、大妻女子大学短期大学部に入学。
卒業した後、三菱電機の関連会社に就職するも「やりがいが見えず」1年で退社。
「人生一度きりで何も後悔したくない」想いから、小さい頃からの夢だった料理の道に進むことを決意。
最初は横浜のホテルにアルバイトで入り込み、その後料理人として本格的に働き始める。ホテルでの数年の下積み修業後、東京の4つ星ホテルに入る。そこで当時の総料理長だった人間に師事しより本格的に洋食の道へ進む。その後別のホテルで数年修業後、小さな工房で独立。主に食品製造業として、製造に特化した工房で商品を作り、ネット販売がメインです。
また、その中での自身の低血糖症への罹患をきっかけに料理家としても活動中です。

現在の仕事についた経緯

きっかけは本当に些細なものでした。
私が料理人の時に出会ったシチューがあまりに美味しくこれを是非販売したいと思ったことです。コロナ前の世の中でも自宅から出られず...でも、レストランに行きたい、そして美味しいものが食べたい方がいるのではないか?
そう思いたち、気が付いたら突き進んでいたしました。
製造する場所などには特にこだわりはなく、とにかく美味しいシチューをどうしたらお客様へ安全にお届けできるか考えました。
また、自身も低血糖症に罹患していた経緯があったので、健康志向に共感する部分も多く、商品はできるだけ「無添加」や「健康志向」色の強いもので販売したいとありましたので、最初に出したビーフシチューは「無添加」です。
現在はコロナ禍ともあり、なかなか前進しきれないもどかしさはありますが、今思えばこの小さな起業により他には見えないものが数年で沢山見れたような気がいたします。

仕事へのこだわり

私が仕事へのこだわりとして申し上げるのも少し恐縮ですが、いつも「自分がお勧めできるものを作る」という基本的な考えがあり、「自分がお客様として買いたいもの」を目指しています。
自分が惚れ込んだものだから、熱を込めて人に良さをお伝えできるというわけです。
商品に対する想いはそのままパックされて出荷されます。
私は小さくてもいいからこのように自分がすごく惚れた商品を販売したかったのです。
また、数年前に低血糖症に罹患したことがきっかけでまた考え方が変わりました。
幸いなことに今まで大きな病気にかかったことがなかったのですが、でもいつもどこか具合が完全体ではない状態で過ごしてきました。
低血糖症になってから、どうしたら改善できるかなどの研究を始めています。
やはりそこには、「私がお勧めしたい」という部分が沢山つまっており、これはまた今後の商品開発の課題にまたなりそうだと思っています。

若者へのメッセージ

私自身「発展途上」でありながら、アドバイスには少しおこがましいように思いますが、もしなにかお伝えしたい言葉があるとしたら、「個性」と「チャレンジ」です。
私は小さいころから、どうして普通にできないのかと家族に言われたことが多々ありました。
興味のないことはまったく手をつけない、などと今思うと少し偏っていたように思います。
普通とは何かと言われると答えられないのですが、逆にいうと、人格や働き方は「個性的」でいいと思います。
また、「チャレンジ」に関しては、なんでもするべきだと思います。
私自身失敗ばかりで、むしろ上手くいっていることの方が少ないのでは?と自問することはありますが、それでも何より自分が納得して「一度きりの人生」を生きています。
是非失敗を恐れないで私自身もチャレンジしたいですし、もしこれからの人生を悩んでいる若い世代の人がいるとしたらチャレンジだけは実体験を持ってお勧めしたいです。