吉田麻子料理教室 主宰/料理家

吉田麻子

Asako Yoshida

美徳を以て飾りと為す

吉田麻子

略歴

同志社女子大学 学芸学部 英文学科卒業。
辻調理師専門学校卒業。

現在の仕事についた経緯

食を大切にする家庭で育ちました。
祖父母・両親と囲む食卓は季節を感じる料理が並び、愛情に溢れており、お客様が参加されることも多く、とても幸せなものでした。同時に教育の場でもあり、食事の作法も厳しく教えられました。
大学卒業後、趣味であった料理を学ぶべく、数々の料理学校に通いました。趣味がこうじて40才を過ぎてからのスタートでかなり遅かったのですが、料理教室を始めることになりました。

仕事へのこだわり

料理に関しては妥協はしません。好きなことを仕事にしたので、仕事という感覚よりも、全てが課題をやり遂げる感覚で、“しんどい” “大変”などと感じることがあまりありません。
日本料理はもしかすると日本人にとり、とても近いようで遠いもののような気がしています。自国の料理の素晴らしさ、気候風土に合い、先祖が知恵を絞り築き上げてきたものです。これだけ多種多様の器を使い、食事をする国は世界に類をみません。自分専用のお箸やお茶椀やお椀などがあるのも日本特有の文化です。
地球を取り巻く環境も変わり、水不足や食糧難の時代が来ると言われていますが、環境に留意し、食材を大切に扱い、日本料理は家庭でこそ伝承されるものと信じ、ぶれることなくお伝えしていくのが私の使命と思い、日々料理を作っています。そして、お米を食べて欲しいという強い信念を持っています。

若者へのメッセージ

スタートするのに遅いということはないと思います。
努力を続ければ必ず報われると信じて仕事に取り組んでいます。